エコボラ研修 第2回 テーマ:つくる責任つかう責任~資源循環の最先端を知ろう~
2月19日(水)14時~15時30分、大阪市エコボランティア対象の研修が行われました。
開催場所は枚方市にある関西リサイクルシステムズ株式会社です。
家電リサイクル工場見学として、実際にエアコン、冷蔵庫、洗濯機が解体され、リサイクルされる現場を見学しました。
まずは、見学の前に「資源を還す、未来につなぐ」というDVDを見て、家電リサイクルのしくみや、家電リサイクル法や処理の工程など、事前の知識を得ました。


安全用のヘルメットをかぶって、いよいよ見学に出発します。
テレビのリサイクルは三重県の第二工場で行っているとのことで、この本社工場では、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機のリサイクルの実態をみることができます。
まずエアコンについて、手で解体できる部品を回収する前工程(手解体)→破砕機で細かく砕く後工程(破砕)→鉄・銅・非鉄・プラスチックなどに選別する後工程(選別)の順に、間近で見ていきます。
フロンガスも回収のしかたも説明していただき、実際にしっかり回収されているのを見ました。
次に冷蔵庫・冷凍庫についても見学しますが、違うフロアなので、上から全体を見渡す形で見学しました。


洗濯機のリサイクルでは、実際に目の前で1台の洗濯機を解体し、リサイクルできるものとできないものを分別してもらいました。
洗濯機はほとんど全てのものがリサイクルできて、再利用できないものは数本のゴムくらいとのこと。
40キロ近い重量の洗濯機から棄てるものが1キロにも満たないと知って驚きました。
リサイクルの現場をこの目で見て、ますます資源循環型社会を実現することの大切さを実感しました。



見学コースから戻って、まとめのお話を伺いました。
関西リサイクルシステムズが特に力を入れている取組み(自己循環型リサイクル、安全・快適・効率的な作業場作り、順法、環境への配慮・貢献)について、詳しく聞きました。違法回収業者への引き渡しをしないことや、家電の中に異物を残さないなど、家電廃棄のルールを守って、正しいリサイクルのしかたを再確認しました。
