<イベントレポート>田んぼの四季2024~田んぼで学ぶSDGs~ 菰外し・まとめ⑦
2月8日(土曜日)、「田んぼの四季2024」第7回目の講座がなにわエコスクエア研修室と自然体験観察園で実施されました。
田んぼ講座は今回で7回目、最終回の講座になります。前回4種類の木に巻いた菰(こも)を外し、それぞれの菰の中で越冬している生き物観察をしました。
また、2024年度の集大成としてのまとめを野崎輝夫さん、栗山純彦さん、特別講座を中谷憲一さん、桝元慶子さんにおはなしいただきました。
まず一年間の振り返りと、菰外し(こもはずし)の説明をききました。

次に、自然体験観察園に出て、クヌギ・サクラ・コナラ・エノキ木に巻いた菰を外します。
菰を白い布の上へ広げると、菰に入っていた生き物がみつかりました。
動きだすものや冬眠中のものなど色々です。
見つけた生き物はシャーレに入れ研修室へ持ち帰ります。
「ゴマダラチョウ」の幼虫が見つかったエノキだけは、外した菰を木に戻し4月頃まで巻いておくことにしました。




研修室に戻り、見つけた生き物の解説を中谷さんからききました。
菰の中には「クモ」の仲間が数多く見られ、クロゴキブリやシャクトリムシなど小さな生き物たちも冬の寒さから菰の中へ逃げ込んでいました。


田んぼの講座の参加者には、秋に収穫したお米4品種が配られました。
紫黒米(おくのむらさき)、赤米(ベニロマン)、うるち米(ヒノヒカリ)、もち米(ヒヨクモチ)です。


最終回にあたり、中谷さんからは「栽培したお米のルーツ」について、桝元さんは「田んぼで学ぶSDGs」についてのお話がありました。


今年度の「田んぼ講座」は今回で無事終了しました。