<イベントレポート>2024年度なにわの伝統野菜講座 秋期 第3回目

1月12日(日)に「なにわの伝統野菜講座 秋期」の第3回を実施しました。
今回で春秋と分けて実施した伝統野菜講座の最終回です。
講師は、大阪市エコボランティアの小川咲恵さんです。
この日は、寒さも厳しく、朝は、吹田慈姑(すいたくわい)を収穫する自然体験観察園の田んぼには、薄く氷が張っていましたが、参加者は、寒さに負けず、元気に活動しました。

開講にあたり講師の小川さんより「なにわの伝統野菜」に「河内蓮根(かわちれんこん)・海老芋(えびいも)」の2種類が増えて、24種類になったことが報告されました。
河内蓮根は自然体験観察園でも栽培しており、蓮田講座で収穫体験もしています。

続いて、大阪市エコボランティアの加藤元樹さんと加藤薫さんから、「河童の八百屋さん」という紙芝居を使って、地産地消について分かりやすく伝えてもらいました。

いよいよ観察と収穫です。
自然体験観察園に出て、難波葱(なんばねぎ)・碓井豌豆(うすいえんどう)・河内一寸そら豆(かわちいっすんそらまめ)を畑で観察し、田辺大根(たなべだいこん)・天王寺蕪(てんのうじかぶら)・大阪黒菜(おおさかくろな)を収穫しました。

次に、田んぼへ移動して、吹田慈姑(すいたくわい)」の収穫です。
田んぼの中で泥を掘り起こしで探しましたが、左右に広がる慈姑(くわい)を見つけるのはとても難しいです。

別途、農事小屋の前で栽培していた慈姑(くわい)もあり、そちらを収穫しました。

最後に、田辺大根(たなべだいこん)や天王寺蕪(てんのうじかぶら)の根の生え方や特徴などの話があり、実際に拡大鏡を使って観察しました。
盛りだくさんの内容で、講座の最終回を終えることができました。