＜レポート＞おおさか市民環境大学2020　第2回

今回（こんかい）は「都市（とし）の公園（こうえん）緑地（りょくち）と防災（ぼうさい）」をテーマにお話（はなし）をしていただきました。

　大阪（おおさか）市内（しない）で一番（いちばん）緑（みどり）の多（おお）い場所（ばしょ）は淀川（よどがわ）の河川敷（かせんしき）であることや、都市（とし）公園（こうえん）の種類（しゅるい）とその役割（やくわり）、「新（しん）･大阪市（おおさかし）緑（みどり）の基本（きほん）計画（けいかく）」について説明（せつめい）がありました。

　また、都市（とし）における緑（みどり）は気温（きおん）の緩和（かんわ）の効果（こうか）、緑陰（りょくいん）の提供（ていきょう）によるヒートアイランド現象（げんしょう）の抑制（よくせい）、大気（たいき）汚染（おせん）の改善（かいぜん）、生（い）き物（もの）の生息（せいそく）環境（かんきょう）であり、環境（かんきょう）の改善（かいぜん）や維持（いじ）に重要（じゅうよう）な役割（やくわり）があることを学（まな）びました。　

休憩（きゅうけい）中（ちゅう）も、先生（せんせい）が持（も）ってきた 「新（しん）･大阪市（おおさかし）緑（みどり）の基本（きほん）計画（けいかく）」 などを熱心（ねっしん）に見（み）たり、メモしたりされていました。

　休憩（きゅうけい）を挟（はさ）んで、過去（かこ）の災害（さいがい）を事例（じれい）に公園（こうえん）と防災（ぼうさい）のかかわりを学（まな）びました。

　昨年（さくねん）の オーストラリアの森林（しんりん）火災（かさい）は、含油（がんゆ）率（りつ）の高（たか）いユーカリ（ゆーかり）の木（き）が原因（げんいん）だと言（い）われています。日本（にほん）の公園（こうえん）や街路樹（がいろじゅ）には含水（がんすい）率（りつ）の高（たか）いイチョウの木（き）などを使（つか）うことで、火災（かさい）が発生（はっせい）した場合（ばあい）も燃（も）え広（ひろ）がることを防（ふせ）ぐ効果（こうか）があります。

　そのため、阪神（はんしん）大震災（だいしんさい）の時（とき）に、公園（こうえん）は避難所（ひなんじょ）の他（ほか）に、ヘリポート、自衛隊（じえいたい）中（ちゅう）屯所（とんしょ）、救護（きゅうご）本部（ほんぶ）などさまざまな用途（ようと）で使（つか）わました。

　普段（ふだん）、何気（なにげ）なく使（つか）っている公園（こうえん）ですが、生（い）き物（もの）にとってなくてはならないものであり、そこにある緑（みどり）が私（わたし）たちの命（いのち）を守（まも）っていることを改（あらた）め実感（じっかん）しました。

　最後（さいご）に、本日（ほんじつ）の講座（こうざ）のまとめを1分間（ぷんかん）にまとめて参加者（さんかしゃ）に発表（はっぴょう）していただきました。