<イベントレポート>田んぼの四季2024~田んぼで学ぶSDGs~ ③
7月13日(土曜日)、「田んぼの四季2024」第3回目の講座がなにわエコスクエアと自然体験観察園で実施されました。
今回の内容は草取り・成長記録・生き物調べです。
今回も講師は大阪市エコボランティアの野崎輝夫さん、栗山純彦さん、中谷憲一さんで、野崎さんと栗山さんは稲作り、中谷さんには生き物探しを中心に担当されます。
5つの田んぼに分かれて作業することになるので、今回も参加者は8名くらいずつ5班に分かれて、班ごとに行動します。
まずは研修室で、講師の野崎さんから、この日のスケジュールと稲の計測方法などについて説明がありました。
草取りの仕方については、田んぼに出てから、栗山さんに説明してもらいます。
計測の道具を持って、班ごとに田んぼに向かいました。
田んぼに出ると、田植えしてから3週間くらいしか経っていないのに、雑草の多さにびっくりです。
草取りの前にまずは決められた観察株の計測をします。
稲の丈、葉の幅や、株の数、水温などを測って、調査票に書き込みます。
草取りは、除草剤を使わないので、草取り機や皆さんの手で取っていきます。
栗山さんから、草取り機の使い方、草を手で取る時の注意点を聞きます。
田植えの時のように裸足で田んぼに入って草取り開始です。
草取り機に挑戦した方は、だんだんコツをつかんで操作していました。
ひたすら手で一所懸命に取っている方も。
皆さんの協力で草におおわれていた田んぼがすっきりきれいになりました。
草取りの後は田んぼでの生き物さがし。
網を使って生き物をすくったり、容器に田んぼの水を入れて持ち帰ります。
研修室に戻って、野崎さんから顕微鏡の使い方の説明を受けて、実際に手元で持ち帰ったものを観察します。
微小な生き物が顕微鏡で大きく拡大されて、皆さん熱心に観察されていました。
次に、モニターの写真を見せながら、講師の中谷さんから、今日見つけられた生き物についてのお話がありました。
田んぼには、カエルやアメンボやタニシ、トンボやクモなどいろんな種類の生き物が、幼虫や成虫の形態で観察することができました。
また、それぞれの特徴など詳しく説明していただきました。
最後に、野崎さんから次回(9月28日)「古代米の穂刈り」の予定の確認があり、8月、9月に草取りをする日(自由参加)の連絡がありました。