<イベントレポート>出前講座「プラネタリーバウンダリーからプラネタリーヘルスの時代へ」
2024年2月21日(水)にアネックスパル法円坂にて開催されたPTA協議会の会合で、なにわエコ会議エコライフ部会長であるNPO 法人イー・ビーイングの井上健雄理事長より、「プラネタリーバウンダリーからプラネタリーヘルスの時代へ」についての講演がありました。
まずは、地球を脅かしている資源問題についてから始まりました。
わたしたちの生活は、地球の生産能力を上回っており、行動に移さなければ世界各地で気候変動が起こるなど様々な影響が出てきてしてしまいます。
さらに、生物多様性の減少も加速しているため生態学的にも地球を破壊しつつあります。
地球の限界を指すプラネタリーバウンダリーを超える生活を続けると、回復困難な状況となりうるため、資源多消費型からエコロジカルでエシカルなものに切り替えることで、地球の健康を指すプラネタリーヘルスを取り戻すことができるというお話がありました。
地球環境の抱える問題がわたしたちの生活に影響を与え始めているということで皆さん非常に真剣に聞いていました。
次に、現在世界が抱えるマイクロプラスチックについての説明がありました。
マイクロプラスチックの影響は大きく、胎児や乳児に及んでいる可能性があります。
そこで、各国の対策例を紹介し、日本がプラスチックの生産量が世界3位であり、さらには廃棄量が世界2位であるということを掲げた上で、日本は自主的な取り組みをするなどといった取り組みによってこの問題に対するアプローチをするべきであるとして講演は終了しました。