<イベントレポート>幼児指導者向け研修 「しまっちさんに学ぼう〜身近な自然を発見と、自然と人間のつながりの理解〜」

2024年2月6日(火)に幼児指導者向け研修の「しまっちさんに学ぼう〜身近な自然を発見と、自然と人間のつながりの理解〜」を開催しました。
第1回10時~12時
第2回13時~15時
会場 なにわECOスクエア研修室及び、自然体験観察園

この講座は、今ある環境の中で、どのようにすれば子どもたちに充実した自然体験学習が提供できるかを考えるものです。
幼児期に自然体験を通じて、自然の循環や、自然と人との暮らしのつながりを学ぶことが、小学校以降の自然への関心や、積極的なかかわりにつながります。
最初に、講師の島川武治さん(社会福祉法人ご縁会環境教育アドバイザー)から、幼児期における自然体験の重要性についての講座がありました。自然と触れることにより、子どもたちが命の大切さを知ることにつながることや、自然体験型学習の際に、リスクに気付き、回避することの重要性のお話でした。

講義終了後は、屋外での自然体験です。
木に触れて温度を確かめてみる、地面に生えている草の匂いを嗅ぐ、虫眼鏡を使って木についている苔などを観察する、いろいろな音を聞き分けるなど、五感を使って自然に触れる体験をしました。

草木には、ひとつひとつ違った匂いがあることや、拡大してみた苔が森のように見える事などに驚きの声が聞かれました。
このフィールドワークを通じて、五感を使って自然に触れることで、普段見過ごしているいろいろなことに気づくことができました。
自然にあるものを使ったゲームもしました。
どんぐり、枯れ葉、木の枝を使ったじゃんけんや、袋に入っているものを触ってみて、手の感覚だけを頼りに判断し、周囲のフィールドからとってくるゲームなどです。
どれも、身の回りにあるものを使ってできるものなので、参加者から、自園でもやりたいとの声がありました。
研修を通じて、幼児教育施設の園庭や、近隣の公園など、身近な場所でも、さまざまな自然体験学習ができることがわかりました。