<イベントレポート>なにわのでんとうやさいをそだてよう(秋期)③

12月23日(土曜日)に、なにわの伝統野菜講座(秋期)第3回目を行いました。
今回で春秋と分けて行われた伝統野菜講座は最終回となります。
講師は大阪市エコボランティアの小川咲恵さんで、本日は同じくエコボランティアの加藤元樹さんと加藤薫さんが、地産地消の大切さについて、紙芝居を通じて、わかりやすく説明してくださいました。

まずは研修室で、最終回のまとめとして、講師の小川さんからお話をうかがいました。
地産地消の観点から、なにわの伝統野菜の産地について学びました。
前もって用意してくださった野菜のパネルをホワイトボードに貼った地図に置いていきます。
田辺ダイコン、大阪シロナ、勝間ナンキン、毛馬キュウリなど、今の大阪市のどのあたりが産地になるのでしょうか?
子どもたちにこのあたりかな?と決めてもらって、野菜の形のパネルを置きます。
それぞれの野菜のついて答え合わせをして、産地や特徴を確認することができました。

次に、お二人の加藤さんから身振り手振りいっぱいで、「河童の八百屋さん」という題名の紙芝居を見せていただきました。
地産地消の大切さがよくわかる内容で、大人も子どもも楽しく学べました。

後半は、全員で自然体験観察園の畑に向かいます。
最終回の収穫体験として、田辺だいこん、金時にんじん、なんばねぎ、鷹の爪、吹田くわいなどを収穫しました。
特に吹田くわいについては、土から直接掘り出すのではなく、特別な方法で収穫します。
吹田くわいを育てていた容器をひっくり返して、泥をかきわけて、くわいを探し出すのです。
手を泥だらけにして、みなさん熱心にくわいを見つけておられました。

収穫の後、研修室に戻って、田辺ダイコンや金時ニンジンや一般的なダイコンの根の生え方や特徴など、拡大鏡を使って観察しました。
盛りだくさんな内容で、最終回を締めくくることができました。