<イベントレポート>田んぼの四季2023~田んぼで学ぶSDGs~ ③
7月9日(土)、第3回目の講座が行われました。
内容は、田んぼの草取り、稲の丈調査、生き物調べです。
28名の方にご参加いただきました。
まずは研修室で、本日の講座内容の説明と注意事項について、講師の忍喜博さんがお話されました。
稲の丈の測り方や、草取りのしかたなどを聞いた後、測定用紙とメジャーや温度計などを持って、田んぼへと出発します。
田んぼでは、前回、田植えをした時に測定した稲の近くに掲示板を立てていたので、その場所で、測定します。
それぞれの田んぼで、稲の丈、葉の幅や株の数、水温などを測って、調査票に記入します。
田んぼによって草の多さに差がありますが、次に草取りです。
特に田んぼCと田んぼDには、たくさんの雑草が、田んぼE、田んぼFには水草がたくさん生えています。
手作業や、手押しの除草機を使って、草取り作業をしていきます。
除草機といっても電動ではなく、昔ながらのやり方で、手で押していくものです。
コツをつかむのがむずかしく、悪戦苦闘されていましたが、慣れてきたらスピードアップ。
どんどん草取りの効率が上がっていました。
草を取って、稲の並びが見えてきたので、とりあえず草取りは終了して、田んぼにいる生き物を探します。
雨が降っていますが、どんな生き物がいるのでしょうか?
今日は顕微鏡で観察するので、田んぼの水ごとすくって、研修室に持ってかえります。
どんな生き物が見られるか楽しみですね。
泥を洗い流して、研修室に戻って、まずは忍さんから顕微鏡の説明を受けました。
双眼実体顕微鏡(20倍)は、ライトを当ててのぞくだけですが、光学顕微鏡(40倍~400倍)はプレパラートを使って観察するので、使い方を詳しく説明していただきました。
生き物の専門家の講師の中谷憲一さんに持ち帰った生き物の名前を聞き、それぞれ熱心に顕微鏡で観察していました。
最後に、今日みつかった生き物について、中谷さんから説明がありました。
動いている姿もアップで見ながら、それぞれの生態について詳しくお話していただきました。
雨の日でしたが、雨の日なりのたくさんの生き物に出会うことができました。
次回第4回目講座は、9月30日(土)古代米の穂刈り、丈調査、生き物調べです。