イベントレポート
★3月草木の日が、3月25日(土)に行われました。
直前まで降っていた雨も上がり、今期最後の草木の日は、たくさんの参加者で盛り上がりました。
参加者は、大人17名・子供2名でした。
今回は、「春の花見つけ」です。
すっかり暖かくなり自然体験観察園ではたくさんの花が咲き出しました。
右の写真は自然体験観察園に上がってすぐの斜面です。いったい、どれくらいの種類の野草が見つかるでしょうか?
まず”ホトケノザ”・”ヒメオドリコソウ”を見つけました。
”ホトケノザ”と”ヒメオドリコソウ”は花は似ていますが葉の形は違います。
”カラスノエンドウ”によく似ているのには、”スズメノエンドウ”、”カスマグサ”があります。
名前の由来は、実が真っ黒なので”カラス”それよりも小さいので”スズメ”、カラスとスズメの間(マ)の大きさなので“カスマグサ”と、名付けらました。
三種類ともこちらで見つかりました。
その他、この斜面で見つけた野草です。
少し移動しながら、タンポポのお話がありました。
総苞外片が上向きで密着しているのが”カンサイタンポポ”、反り返っているのが”セイヨウタンポポ”です。雑種もあります。外来種の”セイヨウ”が広がってきていましたが、元々の適応力がある”カンサイ”がだんだん戻ってきています。
ハス池から田んぼにかけて見つけた野草。
田んぼの畔でタネツケバナを見つけました。
果実が茎に沿って上向きにあるのが”ミチタネツケバナ”です。
水分の多い方に“タネツケバナ”が、畔などの乾燥したところに”ミチタネツケバナ”が生息します。
母屋まで上がり、”サンシュユ”、”チョウセンレンギョウ”の花を見ました。
暖かくなって花が咲き、鳥や虫たちも出てきて、受粉するというような生物多様性が自然体験観察園では見られます。
今期最後の草木の日に、たくさんの草木を観察できてよかったです。
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研修室に戻って「木片工作」をしました。
たくさんのかわいい作品ができあがりました。参加者のみなさん、工夫して色々な作品を作られました。
今回で今年度の草木の日は終了です。一年間を通して色々な草木を観察しました。草木の日(ガイドの日)を通じて、多くの参加者に生物多様性の大切さを感じて頂けたことと思います。
一年間ありがとうございました。