イベントレポート
エリア:住吉区
【レポート】「食品ロスをなくして地球を守ろう」@苅田南小学校 11月14日AM開催
住吉区の大阪市立苅田南小学校で令和4年11月14日(月)、6年1組さん26名へ「食品ロスをなくして地球を守ろう」の授業を行いました。
講師は大阪環境カウンセラー協会の『谷 美也子』先生です。
授業の前半にはまず「食べ残しNOゲーム」を行いました。これは、当時小学6年生だった男の子が考案したユニークかつ楽しくSDGsを学べるカードゲームとなっています。
ゲームの進行役・お金の管理をする「マスター」とお客さまに商品を提供する「プレイヤー」(すし屋さん・パスタ屋さん・ラーメン屋さん・パン屋さん)に分かれてゲームを行います。
お店の提供するメニュー(重さ)で食べ残しが無くなる工夫をすればオーナーの賞金が貰え、食べ残し等が多ければ罰金を支払うというものです。また参加者は、食べ残しの要因が書いてある「アクションカード」を使いながら競争相手に食べ残しが起きるかもしれないハプニングを起こしたり、自分のお店にお客さんを呼び込んだりすることもできます。
生徒たちも各々戦略や駆け引きなどをよく考えて楽しんで学んでいました。
授業の後半は、世界中で食べ物が無駄に廃棄されているという現状を日本の「節分の恵方巻廃棄」を例に説明してくれました。
パッカー車から黒い塊がごみ捨て場に流れていく様子を見て、生徒たちも驚きを隠せませんでした。また、箱や包装が少し壊れただけや印刷ミスなどが起きたお菓子等も食品ロスになっている現実に唖然としていた子もいました。
生徒たちで話し合い、どうやったら食品ロスを減らすことができるかの疑問には「多く注文しない」「食べ残しをしない」「お店の注文はキャンセルしない」などの意見が出ました。
また、発展途上国などでは逆に食べ物が足りずに配給や食料の供給が足りていないことや、日本の廃棄している食料は、アフリカなどに供給している食べ物よりも多いなどの現実を知り、驚愕していました。
今回の授業で学び、これから給食を食べる時や自宅のご飯などは絶対に残したりしないと決意をしていた生徒もいました。
一人一人の認識を改めて、食品ロスを抑えて食べ物を大切にすることを学び、自分たちに何ができるか考えなおすとてもいい講座となりました。