イベントレポート
エリア:住吉区
【レポート】「カマキリ博士の昆虫教室」@大阪市立苅田南小学校
住吉区の苅田南小学校で、10月20日(木)に「カマキリ博士の昆虫教室」を開催し、4年生25名が参加しました。 講師は、カマキリ博士こと渡部宏さん(昆虫科学研究センターISRC)です。
最初に多目的室でカマキリ博士が持ってきたカマキリの触れ方の説明を受け、クラス全員にカマキリに触れてもらい、担任の先生も触れることができました。
はじめは、カマキリを怖がって触れることを拒んでいた子どもたちも最後には積極的にカマキリに触れるようになり、大いに盛り上がった講座となりました。
また、南米原産のアルゼンチンモリゴキブリにもみんなで触れることができました。
お話のあと、大阪市内の小学校では珍しい中庭の芝生スペースで昆虫さがしです。
季節的には昆虫が多い時期もあり、芝生も青々としておりオンブバッタが多く見つかりました。
オンブバッタはメスが大きく、その背中に小さなオスが乗っかり生活していることを学びました。
その後、校庭にある学校菜園に移動し、クビキリギスが見つかりました。
また、枯れ草を置いているところの土を掘り起こすと多くのコガネムシの幼虫などが見つかりました。
子どもたちは、カマキリ博士のいろんな昆虫の話を聞きながらだったので、思った以上に昆虫探しに夢中になり、有意義な時間を過ごしたと思います。
今度は教室に戻り映像を見ながら、昆虫さがしのふりかえりを行いました。
その後、クイズをしながら昆虫について学びました。「カマキリはどんなところにいる?草むらにいる。なぜ?身を隠すため、餌をとるため。」「カマキリは何を食べる?ムシ、トカゲ、カエル、小鳥、ヘビも食べることがある。」
また、生まれてすぐのカマキリは1センチぐらいしかないことなど。そして、生きもののつながりについての大切なお話もしていただきました。
また、カマキリの敵は?アリ、クモ、ハチ、トカゲ、鳥などで、カマキリの子ども(2センチぐらい)が天敵のトカゲに出会ったらどうする?実際に自分が2センチのカマキリになったつもりで皆で考えました。答えは「体を大きく見せて威嚇するのは間違い。死んだふりをする。」ということで、子どもたちはびっくりしていました。
「カマキリやバッタはなぜ緑色なの?」
昆虫の体の色にはちゃんと理由があることを学びました。カマキリやバッタは食べられないように草と同じ色をしているのと教えていただきました。
最後に、カマキリ博士から、今後も虫や植物など自然を大切に守っていってほしいとのお話があり、昆虫教室は終了しました。