イベントレポート エリア:西淀川区 2022年12月09日 2022年12月23日 【レポート】「食品ロスをなくして地球を守ろう」@大阪市立佃西小学校 11月24日開催 西淀川区(にしよどがわく)の佃西(つくだにし)小学校(しょうがっこう)で、令和(れいわ)4年(ねん)11月(がつ)24日(にち)(木(もく))3・4時限(じげん)目(め)に「食品(しょくひん)ロスをなくして地球(ちきゅう)を守(まも)ろう」を開催(かいさい)し、5年(ねん)2組(くみの30名(めい)が参加(さんか)しました。 講師(こうし)は、谷(たに) 美也子(みやこ)さん(大阪(おおさか)環境(かんきょう)カウンセラー協会(きょうかい))です。 講座(こうざ)の前半(ぜんはん)は、カードゲーム「食(た)べ残(のこ)しNOゲーム」を行いました。食(た)べ残(のこ)しNOゲームは当時(とうじ)小学(しょうがく)6年(ねん)生(せい)が考(かんが)え出(だ)して、商品化(しょうひんか)されたゲームです。 4つの班(はん)に分(わ)かれて、班(はん)ごとにゲームマスター(ゲームの指導員(しどういん))の指導(しどう)のもと、参加(さんか)のみなさんがそれぞれお店(みせ)(すし屋(や)さん、パスタ屋(や)さん、ラーメン屋(や)さん、パン屋(や)さん)のオーナーとなりお客(きゃく)さんの食(た)べられる量(りょう)と予算(よさん)の中(なか)でお店(みせ)の提供(ていきょう)するメニュー(重(おも)さ)で食(た)べ残(のこ)しが無(な)くなる工夫(くふう)をすればオーナーの賞金(しょうきん)が貰(もら)え、食(た)べ残(のこ)し等(など)が多(おお)ければ罰金(ばっきん)を支払(しはら)うというものです。また参加者(さんかしゃ)は、食(た)べ残(のこ)しの要因(よういん)が書(か)いてある「アクションカード」を使(つか)いながら競争(きょうそう)相手(あいて)に食(た)べ残(のこ)しが起(お)きるかもしれないハプニングを起(お)こしたり、自分(じぶん)のお店(みせ)にお客(きゃく)さんを呼(よ)び込(こ)んだりすることもできます。 終了時(しゅうりょうじ)に所持金(しょじきん)が多(おお)いオーナーが勝利(しょうり)となるため、特(とく)に罰金(ばっきん)(食(た)べ残(のこ)し)を出(だ)したくないための工夫(くふう)を考(かんが)え、制限(せいげん)時間(じかん)いっぱいまで取(と)り組(く)み、楽(たの)しみながら食品(しょくひん)ロスをなくすにはどうすればいいかを学(まな)んでいました。 後半(こうはん)は食品(しょくひん)ロスの現状(げんじょう)を先生(せんせい)より、分(わ)かりやすく解説(かいせつ)、特(とく)に世界(せかい)や日本(にほん)での食品(しょくひん)ロスの量(りょう)が膨大(ぼうだい)であるのに、世界(せかい)では10人(にん)に1人(ひとり)が十分(じゅうぶん)な食料(しょくりょう)がないこと、日本(にほん)では一人(ひとり)あたりに換算(かんさん)すると、毎日(まいにち)お茶碗(ちゃわん)1杯(ぱい)分(ぶん)の量(りょう)の食品(しょくひん)を捨(す)てている現実(げんじつ)を聞(き)き、「僕(ぼく)が食(た)べるのに!」と生徒(せいと)の声(こえ)。驚(おどろ)きを隠(かく)せない様子(ようす)でした。食(た)べ物(もの)を無駄(むだ)にしないためにどうすればいいか、講師(こうし)より対話(たいわ)形式(けいしき)により児童(じどう)に問(と)いかけると、食(た)べ残(のこ)しをしない、食(た)べれる量(りょう)だけを外食(がいしょく)で注文(ちゅうもん)する、など多(おお)くの意見(いけん)が聞(き)かれました。 また、アフリカ大陸(たいりく)ではなぜ食(た)べ物(もの)が少(すく)ないのかとの先生(せんせい)の呼びかけに、生徒(せいと)は「砂漠(さばく)が多(おお)いから」や「争(あらそ)いが多(おお)いから協力(きょうりょく)しあえないから」と見事(みごと)に回答(かいとう)をしていました。 楽(たの)しい楽(たの)しい講座(こうざ)も最後(さいご)の場面(ばめん)。食(た)べ残(のこ)しはしない「食(た)べ残(のこ)しNO!」と大(おお)きな声(こえ)で発声(はっせい)し、講義(こうぎ)を締(し)めくくりました。「食品(しょくひん)ロス」と地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)について、身近(みぢか)な問題(もんだい)として捉(とら)え、食(た)べ物(もの)を大切(たいせつ)にし、一人(ひとり)ひとりが地球(ちきゅう)のことを考(かんが)えて行動(こうどう)することの大切(たいせつ)さを学(まな)び、自分(じぶん)に何(なに)ができるかを友達(ともだち)と意見(いけん)を交(か)わしながら考(かんが)えを深(ふか)められた講座(こうざ)になりました。