イベントレポート

田んぼで学ぶ環境学習プログラム (Athlonジュニアグラベル)

　田（た）んぼでの草刈（くさかり）体験（たいけん）や、田（た）んぼ周（まわ）りの生（い）き物（もの）たちの観察（かんさつ）を通（とお）して環境（かんきょう）について学（まな）んでいただく講座（こうざ）を実施（じっし）しました。参加（さんか）いただいたのは、Athlonジュニアグラベルの小学生（しょうがくせい）１２名（めい）です。

　田（た）んぼの周まわ（）りの生い（）き物（もの）については、大阪（おおさか）公立（こうりつ）大学（だいがく）大学院（だいがくいん）農学（のうがく）研究（けんきゅう）科（か）客員きゃくいん）研究（けんきゅう）員（いん）　鈴木（すずき）　真裕（まさひろ）さんに講師（こうし）をしていただきました。

　最初（さいしょ）に、コナギやウキアゼナという水田（すいでん）植物（しょくぶつ）、ウキクサの仲間（なかま）が田（た）んぼにびっしりと生は（）えている写真（しゃしん）を見（み）ました。イネの成長（せいちょう）にとってはやっかいな植物（しょくぶつ）ですが、多様（たよう）な生（い）き物（もの）にとっては必要（ひつよう）なものなのです。草刈（くさかり）りも体験（たいけん）として行おこな（）いますが、すべて除去（じょきょ）することは考（かんが）えていません。ここ自然（しぜん）体験（たいけん）観察（かんさつ）園（えん）の田（た）んぼは、このように生物（せいぶつ）多様性（たようせい）の考（かんが）え方かた（）に基（もと）づいて維持（いじ）管理（かんり）されています。（）（かっこ）

　田（た）んぼに入（はい）り草取（くさと）りをしました。稲（いね）を踏（ふ）まない、足跡（あしあと）を埋（う）める注意（ちゅうい）にも、草取（くさと）りに夢中（むちゅう）になり稲（いね）を踏（ふ）んずけてしまうこともありました。。

　草刈（くさか）り機（き）を使（つか）って草取（くさと）りを体験（たいけん）しました。稲（いね）と稲（いね）の間（あいだ）をうまく草刈（くさか）り機（き）を通（とお）すのに苦労（くろう）していたようです。

　田（た）んぼの中（なか）に生息（せいそく）している虫（むし）を金魚（きんぎょ）網（あみ）などでアメンボやオタマジャクシなどを捕（つか）まえました。
　畑（はたけ）では、虫取（むしと）り網（あみ）でバッタなどを捕（つか）まえました。

　

　田（た）んぼの泥（どろ）や畑（はたけ）の土（つち）をきれいに洗（あら）い流（なが）して２階（かい）交流（こうりゅう）スペースに戻（もど）りました。

　講師（こうし）の大阪（おおさか）公立（こうりつ）大学（だいがく）大学院（だいがくいん）農学（のうがく）研究（けんきゅう）科（か）客員きゃくいん）研究員（けんきゅういん）鈴木（すずき）　真裕（まさひろ）さんから、田（た）んぼ周辺（しゅうへん）や畑（はたけ）に生息（せいそく）する生（い）き物（もの）の話（はなし）を聞（きき）きました。　

　画面（がめん）はオタマジャクシのしっぽで、丸（まる）い点々（てんてん）がついているのでヌマガエルだそうです。ただし、ウシガエルは外来種（がいらいしゅ）なので飼育（しいく）してはいけないとのことです。

　

　写真（しゃしん）は、ショウリョウバッタの子供（こども）で、秋（あき）になるともっと大（おお）きくなります。顔（かお）が細長（ほそなが）く、白色（しろいろ）の口（くち）、上部（じょうぶ）に目（め）があります。

　その他（た）、コマツモムシ、ハイイロゲンゴロウ、アカムシ、サカマキガイ、オンブバッタ、ヒシバッタ、アシナガバチなどが生息（せいそく）しているとのお話（はなし）がありました。

　参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんの感想（かんそう）の一部（いちぶ）を紹介（しょうかい）します。

・カタツムリを見（み）つけたことがうれしかった。

・セミがカメムシと思（おも）わなかった。

・虫（むし）は一匹（ひき）も捕（と）れなかったけれど、田（た）んぼの草取（くさと）りを頑張（がんば）りました。

・バッタをたくさん捕（つか）まえられた。田（た）んぼではオタマジャクシを捕（つか）まえられてよかった。（（）（かっこ）