なにわのでんとうやさいをそだてよう！春編②

　はじめに、前回（ぜんかい）の講座（こうざ）で学（まなんだことをフリップを交（まじえながら、耕たがやさない畑はたけ、苗なえの植うえ付つけ、堆肥たいひ置おき、刈かり取とった草くさを被かぶせた話はなしなど、自然しぜんに負荷ふかをかけずに自然しぜん本来ほんらいの力ちからをいかした自然しぜん農法のうほうについて振（ふり返（かえりました。
　

　第（だい）１回（かい）目（め）の講座（こうざ）から今日（きょう）までの間（あいだ）に、大阪市（おおさかし）エコボランティアさんたちが伝統（でんとう）野菜（やさい）の近（ちか）くに二十日大根（はつかだいこん）やトウモロコシを植（う）え付（つ）けたことの報告（ほうこく）がありました。

　作業（さぎょう）風景（ふうけい）の写真（しゃしん）を見（み）ながら、なぜ伝統（でんとう）野菜（やさい）の近（ちか）くに違ちがう野菜やさいを植（う）えたのか、講師（こうし）より解説（かいせつ）がありました。
「複数（ふくすう）の植物（しょくぶつ）を一緒（いっしょ）に植（う）えると病気（びょうき）や害虫（がいちゅう）の被害（ひがい）にあいにくくなったり、互（たが）いの成長（せいちょう）により良よ）い影響（えいきょう）を与あた（えます。共存共栄（きょうぞんきょうえい）しあう植物（しょくぶつ）を組（く）み合（あわせて育（そだてる栽培（さいばい）方法（ほうほう）で、この関係性（かんけいせいを持（も）った植物（しょくぶつ）を“コンパニオンプランツ”と呼（よ）びます。」と教（おし）えてもらいました。

　雄花（おばな）と雌花（めばな）について説明（せつめい）がありました。

　花（はな）がないと虫（むし）は来（こない。虫（むし）が来（ないと実（み）がならない。
私（わたし）たちが美味おいしい野菜（やさい）を食た（べられるのも、虫（むし）や花（はな）のおかげだと教（おし）えてもらいました。

　次（つぎ）に、自然（しぜん）体験（たいけん）観察（かんさつ）園（えん）の畑（はたけ）に出（で）かけました。

　まずは「高山たかやま）ごぼう」と「毛馬（けま）胡瓜（きゅうり）」の収穫（しゅうかく）です。高（たか）くそびえ立（た）つこの葉（は）は、「高山たかやま（ごぼう」です。

　こちらは「毛馬（けま）胡瓜（きゅうり）」です。こんなに大おお）きく育そだ）っていて、参加者（さんかしゃ）のみなさんもとても驚（おどろ）いていました。

　少（すこし）し休憩（きゅうけい）をとったあと、生い（き物（もの）探（さが）しをしました。

　ウリハムシ・ヌマガエル・バッタの仲間・モンシロチョウ・カマキリ・カタツムリなど、たくさんの生い）き物（もの）を見（み）つけました。

　小嶋（こじま）先生（せんせい）が、昆虫（こんちゅう）学者（がくしゃ）のファーブルは“セミには耳（みみ）がないため音（おと）が聞（きき）こえない”ということを証明（しょうめい）するため）に、大砲（たいほう）を撃（う）って調（しら）べたという、とても興味（きょうみ）深（ぶか）いお話（はなし）をしてくださいました。