イベントレポート
なにわのでんとうやさいをそだてよう!春編①
2022年5月1日(日)「なにわのでんとうやさいをそだてよう!春編」の第1回目を実施しました。
参加者は、5家族13名(うち、子どもは6名)でした。第1回目は、伝統野菜のお話と畑での苗植え体験などを行いました。
朝から大雨が降っており、畑での植え付け体験ができるのかとても心配されましたが、お昼からは雨もやんで楽しく始めていくことができました!
講師は大阪市エコボランティアであり、伝統野菜マイスターでもある小川 咲恵さんです。そして、大阪市エコボランティアの方が6名、スタッフの役を担っていただきました。
まず初めに「なにわの伝統野菜」とはどんなものなのかを教えてもらいました。
①100年以上大阪府で栽培されていること。
②苗や種の来歴が確かなもの。
この2つが平成17年に大阪府が定めた「なにわの伝統野菜認証制度」による、なにわの伝統野菜の定義です。
種類は、令和3年7月に認証された「堺鷹の爪」が加わり、現在は19種類になっていいます。
次に、大阪市エコボランティアさんが「なにわの伝統野菜」について紙芝居で楽しく説明してくれました。
参加者の皆さんに「なにわの伝統野菜を知ってもらい、ファンになってほしい!」という思いがつまっています。
次に、耕さない畑「不耕起栽培」について教えてもらいました。
不耕起栽培とは、田畑を耕さずに作物を栽培する方法です。刈り取った雑草などをそのまま土の上に残しておくことにより、ミミズなど土壌に棲む生物の餌となります。またその生物たちの排泄物等によって作物が育ちやすい環境になります。
なんとなく分かってきたところで、さっそく畑に行って作業をしてみましょう。
今回は、「毛馬胡瓜」「鳥飼ナス」「玉造黒門越瓜」「勝間南瓜」の苗を植え付けていきます。
畑に到着したら、参加者の皆さんは自分が植え付ける野菜の畝に行き、担当のエコボランティアさんから野菜の特徴や、植え付け方を教えてもらいました。
では作業開始です!まずは穴を掘って苗を植え付けていきます。植え終わったら次に堆肥を入れます。そして周りの雑草の草刈りです。刈った草は上から畝の上に置いておきます。また苗と一緒にネギを植えました。このことでいろんな病気を防ぐことができます。
カエルやミミズなど、色んな生き物もたくさん見つけました。
作業後は研修室に戻り、自分が植え付けた野菜についてみんなの前で報告をしました。野菜の特徴や、講座に参加して感じたことを話したり、疑問に思ったことを先生に質問したりして、一生懸命に報告してくれました。
最後に「なにわの伝統野菜」にかける思いを小川先生に話してもらいました。先生から「伝統野菜の栽培を通して、作物のことや畑にいる生き物のことについて知り、結果として、伝統野菜をみんなで守り・伝えていけたら良いですね。」の言葉をいただきました。
次回は、6月26日(日)13時30分~、“収穫と畑の生き物について“学んでいきます。