【レポート】図書館deECO「国産の木でオリジナルおはしをつくろう！」＠淀川図書館

　
講師（こうし）は、ＮＰＯ法人（ほうじん）木育（もくいく）フォーラム理事（りじ）長（ちょう）の米地（よねじ）徳行（のりゆき）さんです。

図書館（としょかん）ということもあって、担当者（たんとうしゃ）の方（かた）が桜（さくら）の木（き）に関（かん）する本（ほん）や、林業（りんぎょう）に関（かん）する本（ほん）をたくさん（）ピックアップしてくださっていましたので、コーナーを作（つく）りました。
開催（かいさい）前（まえ）や途中（とちゅう）で手（て）の空（あ）いた人（ひと）が興味深（きょうみぶか）そうに閲覧（えつらん）されていました。

講座（こうざ）は、はじめに３択（たく）クイズを交（まじ）えた座学（ざがく）からはじまり、日本（にほん）の森林（しんりん）の広（ひろ）さは国土（こくど）の約（やく）７０％を占（し）め、３０年（ねん）前（まえ）とほとんど変（か）わっていないこと、また、占有（せんゆう）率（りつ）が世界（せかい）２位（い）にも関（かか）わらず、国内（こくない）の木材（もくざい）使用（しよう）量（りょう）の８０％を輸入（ゆにゅう）に頼（たよ）っていることを学（まな）びました。日本（にほん）の木（き）は多（おお）いのに使用（しよう）されないことや、人間（にんげん）が増（ふ）やしたのだから責任（せきにん）をもって手入（てい）れをしないと災害（さいがい）発生（はっせい）にもつながること等（など）をお話（はなし）いただき、皆（みな）さん真剣（しんけん）に聞（き）いておられました。

次（つぎ）に行（おこな）われた木（き）のブロックを使（つか）った種類（しゅるい）当（あ）てゲームでは、卓上（たくじょう）の消毒液（しょうどくえき）で感染症（かんせんしょう）対（たい）策（さく）を施（ほどこ）しながら、目（め）の前（まえ）に置（お）かれた番号（ばんごう）を振（ふ）ったブロックを、持（も）ち上（あ）げて触（さわ）ったり匂（にお）いを嗅（か）いだりして、米地（よねじ）さんから出（だ）される特徴（とくちょう）やヒントを基（もと）に、班（はん）ごとに対戦（たいせん）型（がた）で回答（かいとう）していきました。

座学（ざがく）の後（あと）はメインのお箸（はし）作（づく）りです。
ここからは西野（にしの）さんに講師（こうし）をバトンタッチしての進行（しんこう）です。

バーニングペンと呼（よ）ばれる木（き）に焼（や）き入（い）れを行（おこな）う道具（どうぐ）の使（つか）い方（かた）をご教示（きょうじ）頂（いただ）いている様子（ようす）です。ゆっくりと、同（おな）じ力（ちから）で表面（ひょうめん）をなぞり、絵（え）や文字（もじ）を焼（や）き込（こ）んでいく話（はなし）をされました。

参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんの作業（さぎょう）中（ちゅう）にも、西野（にしの）さんのお箸（はし）に纏（まつ）わるうんちくの話（はなし）がたくさん（くさん）流（なが）れます。「食事（しょくじ）をするときの道具（どうぐ）。世界（せかい）の人口（じんこう）の3割（わり）の人（ひと）が箸（はし）。3割（わり）の人（ひと）がスプーンやフォーク類（るい）。残（のこ）りの４割（わり）の人（ひと）が手（て）食（しょく）。」「なぜ箸（はし）と言（い）うか。箸（はし）の端（はし）を使（つか）って食（た）べるから箸（はし）なんです。」参加者（さんかしゃ）の方（ほう）からは時折（ときおり）歓声（かんせい）があがりました。

そしてクルミの油（あぶら）を塗（ぬ）りこむ作業（さぎょう）をします。
写真（しゃしん）のようにガーゼにくるんだクルミをハンマーでたたき少（すこ）し崩（くず）し、油（あぶら）を出（だ）します。これをお箸（はし）に塗（ぬ）り込（こ）みます。
このことによりお箸（はし）が長持（ながも）ちし、艶（つや）もでます。

最後（さいご）にお箸（はし）に焼（や）き入（い）れを行（おこな）いました。
まずは平（ひら）たい板（いた）に練習（れんしゅう）してから、お箸（はし）に焼（や）き入（い）れます。
参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんは、思い思いの絵（え）や名前（なまえ）などを記入（きにゅう）されていました。