イベントレポート 2022年03月27日 2022年04月05日 リサイクル工作教室「はねがうごくトンボをつくろう」 (阿倍野図書館・南部環境事業センター共催) 令和(れいわ)4年(ねん)3月(がつ)25日(にち)(金曜日(きんようび))に、阿倍野(あべの)図書館(としょかん)でリサイクル工作(こうさく)教室(きょうしつ)「はねがうごくトンボをつくろう」を開催(かいさい)しました。9名(めい)(大人(おとな)3名(めい)、子(こ)ども6名(めい))の方(かた)にご参加(さんか)いただきました。 講師(こうし)は、昆虫(こんちゅう)科学(かがく)教育(きょういく)館(かん) 館長(かんちょう)の久留飛(くるび)克明(かつあき)先生(せんせい)です。 まず、環境(かんきょう)局(きょく)南部(なんぶ)環境(かんきょう)事業(じぎょう)センターからごあいさつがあり、その後(しり)ごみ減量(げんりょう)やリサイクル方法(ほうほう)についてのDVDを視聴(しちょう)しました。 使用済(しようずみ)ペットボトルは衣服(いふく)やクリアファイルに、牛乳(ぎゅうにゅう)パックはトイレットペーパーやティッシュなどに、他(た)の製品(せいひん)にリサイクルされています。 ごみを減量(げんりょう)するためには、私(わたし)達(たち)一人一人(ひとりひとり)がきちんとごみの分別(ふんべつ)に協力(きょうりょく)することが大切(たいせつ)だと学(まな)びました。 DVDを視聴(しちょう)した後(あと)は、久留飛(くるび)先生(せんせい)の昆虫(こんちゅう)のお話(はなし)です。 先生(せんせい)は、「モンシロチョウを見(み)かける時期(じき)になってきましたが、オスばかり飛(と)んでいます。オスがメスより早(はや)い時期(じき)に見(み)かけられるのは、なぜだと思(おも)いますか?」と質問(しつもん)され、みんなでよく考(かんが)えてみました。答(こた)えは、サナギから羽化(うか)してくるメスをオスが交尾(こうび)しようと待(ま)ち構(かま)えているためだそうです。 次(つぎ)に春型(はるがた)と夏型(なつがた)のアゲハチョウのお話(はなし)をされました。4月(がつ)初旬(しょじゅん)に見(み)かける春型(はるがた)は、6月(がつ)頃(ごろ)に羽化(うか)する夏型(なつがた)に比(くら)べて小(ちい)さいそうです。それは、夏型(なつがた)の幼虫(ようちゅう)は、春(はる)にミカンの葉(は)をたくさん食(た)べて大(おお)きく成長(せいちょう)するからだそうです。また、アゲハチョウに限(かぎ)らず、他(た)の種類(しゅるい)のチョウでも季節(きせつ)によって体(からだ)の大(おお)きさが違(ちが)ってきます。 そのほか、カマキリやオンブバッタの生態(せいたい)のお話(はなし)もしていただきました。 久留飛(くるび)先生(せんせい)は、図鑑(ずかん)に載(の)っている知識(ちしき)だけでなく、自分(じぶん)で観察(かんさつ)したことを、「なぜ?」と疑問(ぎもん)を持(も)ち、考(かんが)えてみることが大切(たいせつ)だと子(こ)どもたちにお話(はなし)されました。 お話(はなし)の後(あと)は、いよいよとんぼのクラフト工作(こうさく)です。とんぼの形(かたち)に切(き)り取(と)ったクラフト用紙(ようし)に、ストローを通(とお)してホッチキスで前後(ぜんご)の翅(はね)に固定(こてい)します。ストローを動(うご)かすとはねが上下(じょうげ)に動(うご)く仕組(しく)みになっています。 少(すこ)し難(むずか)しい工作(こうさく)でしたので、久留飛(くるび)先生(せんせい)から作(つく)り方(かた)を事前(じぜん)にレクチャーしてもらった南部(なんぶ)環境(かんきょう)事業(じぎょう)センターの方(かた)たちにお手伝(てつだ)いしていただきました。前(ぜん)翅(し)と後翅(こうし)がスムーズに動(うご)くよう、微調整(びちょうせい)しながら仕上(しあ)げていきました。 アンケートからは、 ・工作(こうさく)が楽(たの)しかった。また作(つく)ってみたいと思(おも)った。 ・虫(むし)のことがいろいろ分(わ)かってよかった。 ・捨(す)てなくていいものはリサイクルしようと思(おも)う。 ・ごみにならない物(もの)を買(か)うようにする。 などの感想(かんそう)が聞(き)かれました。ご参加(さんか)いただいたみなさま、ありがとうございました。