イベントレポート
小学校指導者向け研修「SDGsを使って児童の思考力、判断力を育てます!」
令和4年2月15日(火曜日)に、小学校指導者向け研修の講座を実施しました。参加者は13名でした。
講師は、長谷川和弘先生(大阪教育大学特任教授)です。
今回の研修では、「SDGs」に視点をおきながら、各学校で、どのような子どもの育成を目指し、どのように環境学習を進めていけばいいかを具体に考えました。
最初に、「SDGsが動き出す背景」について話されました。
次に、「SDGsのねらいやターゲット」についてみんなで考えました。
ワークシート1では、17のゴールを5つの種類に分類してみました。一つ一つのゴールのとらえ方は、人によって違うので、分け方も人それぞれです。
ワークシート2では、各ゴールが地球環境・社会・経済・パートナーシップのどれに入るかをみんなで話し合いました。これも人によって意見が分かれました。
ワークシート3では、SDGsを意識した学習づくりに向けて、「ゴミ」だと思うものは何かをみんなで考えました。それぞれについての人のとらえ方次第で、「ゴミ」だと思ったら「ゴミ」になり、思わなければ「ゴミ」でない、と説明されました。それぞれをどうとらえるかによって違いが生まれます。
ワークシート4では、3で考えた内容を自分に近いものから遠いものに並べます。次に、それをみながら、「ゴミ」(例)について考える授業づくりを行いました。
参加者の感想の一部を紹介します。
・校内における環境学習や生物多様性を実現していきたい。
・SDGsの目標を自分のこととして考えるようにする。
・ワークシート3を学校の児童とともに考えたい。
実際の講義の内容は、なにわエコスタイルのYouTubeサイトに公開されていますので、ご覧ください。
講座で使用されたワークシートは、下記よりダウンロードできます。みなさんも試してみてください。