イベントレポート
★1月鳥の日が、1月15日(土曜日)に行われました。
「鳥の日」は毎月第2土曜日に開催していますが、1月は変則的に第3土曜日の開催となりました。晴天に恵まれ、すがすがしい気候の中での観察会となり、参加者15名のうち、4名の方に初参加いただきました。
観察場所に出発する前に、講師から双眼鏡の使い方を教わりました。鳥のいる場所を見つめその目に双眼鏡を持ってくることが大切とのことです。
今日のコースは大池から観察しようとの計画で、花さじきがある大池の西に向け出発しました。途中の中央通りでヒヨドリが鳴いていました。そして大池に到着、講師の案内でまずユリカモメ(左上の写真)を観察しました。講師の説明では、淀川からこちらに渡ってきているとのことです。あとは、ヒドリガモ、オナガガモのメス、キンクロハジロ(右上の写真)、カイツブリ、アメリカヒドリを観察しました。
対岸のカワウ(左上の写真)を観察しました。木々に雪が積もったようになっているのはカワウの糞によるものだそうです(右上の写真)。また鵜飼いに使う鵜はウミウであって、カワウはすぐに飲み込んでしまうため、鵜飼いには使えないとのことです。
大池の真ん中で営巣しているアオサギ(左上の写真)を観察しました。カルガモもいます。
カラスはハシブトカラスとハシボソカラスの2種類がいます。見分けがつくでしょうか。くちばしが長くて太くアーチ状で飛び跳ねながら歩くのがハシブトガラスで、くちばしが細く直線的で両足を交互に出して歩くのがハシボソカラスです。ハシボソガラスは「ぎゃぎゃとにぎやかに泣く」との説明がありました。
大池を東側に移動すると、カワラヒワ、ツグミがいました。中央ゲート付近では貴重なトモエガモ(右上の写真)が岸で休息しているのを観察しました。湖岸にマガモ、対岸にコサギを発見しました。
花の辻では赤い実の付いたヒイラギを観察しました。四季の池では期待したカワセミは残念ながら観察できませんでしたが、日本庭園付近でエナガ(左上の写真)、シジュウカラを観察できました。また講師が藪をゆすると冬鳥のアオジ、ホオジロが飛び出しました。今年は少ないというツグミとヒヨドリも観察できました。山のエリアに移動すると、カワラヒワ、アトリを観察しました。アキニレの実を食べにこの周辺に来るとの説明がありました。
最後に鳥合わせを行い、合計32種の鳥を確認することができました。
次回の鳥の日は、令和4年2月12日(土曜日)10時からです。寒い季節ですが、ぜひご参加ください。