【レポート】幼児期指導者向け研修②「こどものための環境教育」

１０月（がつ）１３日（にち）（水）（すい）に、大阪市（おおさかし）保育（ほいく）・幼児（ようじ）教育（きょういく）センターで大阪（おおさか）市内（しない）の就学（しゅうがく）前（まえ）施設（しせつ）教職員（きょうしょくいん）を対象（たいしょう）にした、幼児期（ようじき）指導者（しどうしゃ）向（む）け研修（けんしゅう）の第（だい）２回（かい）（第（だい）1回（かい）は緊急事態（きんきゅうじたい）宣言（せんげん）中（ちゅう）により延期（えんき））を開催（かいさい）しました 。 　

講師（こうし）は、野（の）たまご環境（かんきょう）教育（きょういく）研究所（けんきゅうじょ）代表（だいひょう）の後藤（ごとう）　清史（せいし）さんです。

第（だい）２回（かい）のテーマは、「園（えん）の生活（せいかつ）で取（と）り組（く）む環境（かんきょう）教育（きょういく）」です。公園（こうえん）などの身近（みぢか）な環境（かんきょう）やそこにある自然物（しぜんぶつ）を利用（りよう）したアクティビティ体験（たいけん）を通（とお）して、単（たん）なる自然（しぜん）とのふれあい活動（かつどう）からの発展（はってん）を学（まな）びました。

最初（さいしょ）に、講師（こうし）から、ＷＳ（ワークショップ）ルールについてのお話（はなし）がありました。一日（にち）研修（けんしゅう）を受（う）けるにあたっての心（こころ）がまえを説明（せつめい）いただきました。
その後（あと）、アイスブレイクのじゃんけんゲームで体（からだ）をほぐすとともに、参加者（さんかしゃ）同士（どうし）の緊張（きんちょう）もほぐしました。そして、自己（じこ）紹介（しょうかい）を交（まじ）えながら研修（けんしゅう）目的（もくてき）の共有（きょうゆう）を行（おこな）いました。

自然（しぜん）の中（なか）で体験（たいけん）するネイチャーゲームの小道具（こどうぐ）として、紙（かみ）で服（ふく）の部分（ぶぶん）を切（き）り抜（ぬ）いた人型（ひとがた）を作（つく）りました。

その後（あと）、屋外（おくがい）に出（で）て、自然（しぜん）のものを使（つか）った環境（かんきょう）教育（きょういく）アクティビティを体験（たいけん）しました。
先（さき）ほど作成（さくせい）した人型（ひとがた）に自然（しぜん）の背景（はいけい）をはめてみると素敵（すてき）な柄（がら）の洋服（ようふく）ができました。

次（つぎ）にゲームで使（つか）う木（き）の実（み）を探（さが）しました。
小（ちい）さな子（こ）ども達（たち）に体験（たいけん）させる時（とき）は、事前（じぜん）に危険（きけん）な場所（ばしょ）がないか、毛虫（けむし）など危険（きけん）な虫（むし）がいないか、などを確認（かくにん）しておく必要（ひつよう）があることも教（おし）えていただきました。

３つのチームに分（わ）かれて、リスの木（き）の実（み）あつめゲームをしました。
身近（みぢか）にある自然（しぜん）を観察（かんさつ）し、素材（そざい）を探（さが）し集（あつ）めて、それを具体的（ぐたいてき）な遊（あそ）びに取（と）り入（い）れるアクティビティを学（まな）びました。

最後（さいご）に生（い）きものの成長（せいちょう）をテーマにしたジェスチャークイズや体操（たいそう）をして、体（からだ）を十分（じゅうぶん）に動（うご）かした後（あと）、屋内（おくない）に戻（もど）りました。

手形（てがた）など自分（じぶん）の体（からだ）の部位（ぶい）を使（つか）って、生（い）きものやその生息（せいそく）地（ち）をテーマにしたクラフト制作（せいさく）を体験（たいけん）しました。

水槽（すいそう）の中（なか）を楽（たの）しそうに泳（およ）いでいる色（いろ）とりどりの魚（さかな）たちができあがりました。
作品（さくひん）にはそれぞれ作品（さくひん）名（めい）がついています。

最後（さいご）に、２つのグループに分（わ）かれて、「園（えん）に環境（かんきょう）教育（きょういく）をどう活（い）かせるか」をテーマに園（えん）での悩（なや）み事（ごと）なども話（はな）し合（あ）ってもらいました。他（ほか）の園（えん）ではどのようにしているのか、お互（たが）い興味深（きょうみぶか）いお話（はなし）が聞（き）けたようです。参加者（さんかしゃ）同士（どうし）の良（よ）い交流（こうりゅう）になりました。

参加者（さんかしゃ）からは、「環境（かんきょう）というと難（むずか）しいイメージがありますが、本日（ほんじつ）の研修（けんしゅう）を通（とお）して普段（ふだん）の保育（ほいく）でも自然（しぜん）と取（と）り入（い）れていることだなと思（おも）いました。本日（ほんじつ）の研修（けんしゅう）を取（と）り入（い）れて、もっと深（ふか）く考（かんが）えていきたいなと思（おも）いました」「自分（じぶん）の考（かんが）えていた環境（かんきょう）学習（がくしゅう）は難（むずか）しいイメージもあったのですが、より身近（みぢか）に生活（せいかつ）の中（なか）でも取（と）り入（い）れることができていると思（おも）いました。大人（おとな）の言葉（ことば）がけでも子（こ）どもの学（まな）びの広（ひろ）がり、深（ふか）まりにもつながっていくので意識（いしき）していきたいと思（おも）いました」との感想（かんそう）をいただきました。
自然（しぜん）を通（とお）しての楽（たの）しい遊（あそ）びやクラフト制作（せいさく）などの体験（たいけん）を学（まな）び、日常（にちじょう）に環境（かんきょう）教育（きょういく）の視点（してん）を取（と）り入（い）れた大変（たいへん）充実（じゅうじつ）した研修（けんしゅう）となりました。