【レポート】第5回時事問題講座「海洋ごみと私たちの暮らし:無人島の漂着物から考える」

11がつ13にち(土)時事じじ問題もんだい講座こうざだいかい海洋かいようごみとわたしたちのらし:無人むじんじま漂着物ひょうちゃくぶつからかんがえる」を会場かいじょう(おおさかATCグリーンエコプラザ)およびオンラインで実施じっししました。

講師こうしは、大阪おおさか府立ふりつ大学だいがく千葉ちば 知世ともよ准教授じゅんきょうじゅです。

以下いかのようなながれで講座こうざはじまりました。
 


研究けんきゅう調査ちょうさにされている和歌山県わかやまけん友ヶ島ともがしまのおはなしでは、実際じっさい調査ちょうさされている区画くかく場所ばしょ方法ほうほう、その様子ようす結果けっかが、写真付しゃしんつきでかりやすく紹介しょうかいされました。
 

写真しゃしん友ヶ島ともがしまでの清掃せいそう調査ちょうさ活動かつどうたずさわったひとたち集合しゅうごう写真しゃしん。これだけおおくのひと友ヶ島ともがしまのごみ問題もんだいまれています。クリーンアップは最後さいごとりでということで、ご説明せつめいされました。

見易みやすいスライドの内容ないよう情報じょうほうりょうに、会場かいじょう参加者さんかしゃ終始しゅうしスクリーンに注目ちゅうもくしていました。

 

質問しつもんコーナーで、参加者さんかしゃからの「レジれじぶくろ有料ゆうりょう批判ひはんについてどうおもわれるか。」のいには、「政策せいさく主要しゅよう目的もくてき消費者しょうひしゃ意識いしき改革かいかくあじがあり、有料ゆうりょうには賛成さんせいである。目的もくてき達成たっせいされている政策せいさくである。」とべられました。また、「人口じんこうぞうによるプラスチック使用しようりょう増加ぞうか懸念けねん見通みとおしはどうなっているか。」といういには「人口じんこうぞう影響えいきょうるためには、人口じんこうえなかった場合ばあい必要ひつようがある。比較ひかくしたようなものをたことがいので、今後こんご色々いろいろなモデルやフレームワークをつくるのは重要じゅうよう研究けんきゅうで、わたしたちもそれを目指めざしている。」とべられました。
 
 

また、ほか質問しつもんにも丁寧ていねいにおこたえいただき、最前線さいぜんせん研究けんきゅうされている研究けんきゅうしゃはなしくことができた参加者さんかしゃは、満足まんぞくした様子ようすでした。

千葉ちば先生せんせいの「大阪湾おおさかわんのような閉鎖性へいさせい水域すいいき問題もんだいんでいくためには、行政ぎょうせい区域くいきえた自治体じちたい企業きぎょう住民じゅうみん流域りゅういきかん連携れんけいによって『蛇口じゃぐちめる』ことが不可欠ふかけつであり、大阪湾おおさかわん海洋かいようプラ汚染おせん改善かいぜんしていくためには、散乱さんらんごみの抑制よくせいによって流出りゅうしゅつふせぐとともに、『不適正ふてきせい処理しょりかならてしまう』という前提ぜんていのもとで、使用しようりょうらしていくことも必要ひつよう。その意味いみで、クリーンアップへの参加さんかや、プラスチックをらした生活せいかつえらんでいくことは意義いぎがある。」との言葉ことば参加者さんかしゃのみなさんはふかくうなずいていました。