【レポート】第3回時事問題講座「プラスチックごみ問題は解決するのか?ー地球丸ごと1個で考えてみる」

がつ25にち(土)時事じじ問題もんだい講座こうざだいかい「プラスチックごみ問題もんだい解決かいけつするのか?ー地球丸ちきゅうまるごと1かんがえてみる」をオンラインで実施じっししました。

講師こうしは、国連こくれん環境かんきょう計画けいかくプログラムオフィサーの
本多ほんだ俊一しゅんいちさんです。                 プラスチックごみ問題もんだいかいきまりけ、どうすればわたしたちの普段ふだん生活せいかつ世界せかい問題もんだいをつなげていけるのかはなしをされました。

 

2019ねん世界せかい一般いっぱんごみのうち、
プラスチックるいめる割合わりあいは11%。
そのうちの16%がレジれじぶくろ。4%がペットボトル。80%は普段ふだん使用しようしている生活せいかつ用品ようひんです。
レジれじぶくろおさえにくだけでは、プラスチックごみ問題もんだい解決かいけつしません。

ねんかん世界せかいるすべてのごみのりょうのうち、プラスチックごみは0.1%ぐらいです。数学的すうがくてきには誤差ごさみたいなものかもしれませんが、ここをおさえにくことが重要じゅうようです。
しかし、ここばかりに注力ちゅうりょくしていると全体ぜんたいえなくなります。
全体ぜんたい解決かいけつする一部いちぶとしてプラスチックごみ問題もんだい解決かいけつしていくというのが重要じゅうようになってきます。 

一般いっぱんごみがどういうふうに処理しょり処分しょぶんされているか世界せかい状況じょうきょうると、低所得ていしょとくくにでは、ほぼ9わり埋立うめたて処分しょぶんされています。                   その処分しょぶんじょうで、リサイクルできる素材そざいさがしているひとたちが地球ちきゅう全体ぜんたいでは1500まんにんぐらいいるといわれており、それには重要じゅうよう役割やくわりがあります。
これが世界せかいでは標準ひょうじゅんです。
日本にほんすすみすぎているといわれています。

2020ねん~2050ねん一般いっぱんごみ処理しょり予想よそう世界せかい)では、すこしずつ単純たんじゅん埋立うめたて割合わりあいっていますが、世界せかい人口じんこうえているので、量的りょうてきにはわりません。

最後さいごにまとめとして、「地球ちきゅうはひとつしかありません。日本にほんこした汚染おせん、プラスチック汚染おせんなどすべての汚染おせんがほかのくにとつながっています。ほかのくにこった環境かんきょう汚染おせん全部ぜんぶわかります。すべて大気たいきでつながっているので、78おくにんすべてが影響えいきょうけます。環境かんきょう問題もんだい本質ほんしつ人間にんげん問題もんだいです。人間にんげんわらないかぎりは絶対ぜったいなに問題もんだいというのは解決かいけつしません」さらに「一番いちばん重要じゅうようなのは、普段ふだんからなにができるか、どういうことをすればすこしでも環境かんきょう負荷ふかのない生活せいかつをすることができるかをかんがえ、実践じっせんすることです。自分じぶんたちができることをひとつひとつやっていく。これをおおくのほうんでやっていく。つね大阪おおさかだけ、自分じぶんまちだけではなく、日本にほん全体ぜんたい世界せかい全体ぜんたいをみながら努力どりょくすることで、きっと将来しょうらい地球ちきゅう環境かんきょう問題もんだい、プラスチック問題もんだい解決かいけつけて、世界せかいおおきなながれができてくるとおもっています」とめくくられました。

参加者さんかしゃみなさんからいただいたおおくの質問しつもんにも丁寧ていねいにおこたえいただき、世界せかい状況じょうきょうることができ、自分じぶんたちがいまやるべきことがよく理解りかいできる講座こうざでした。