鶴見緑地はビオトープ「自然体験観察園は『生き物たちのすみか』その2」

　１０月（がつ）９日（にち）（土曜日（どようび））は、鶴見緑地（つるみりょくち）はビオトープ「自然（しぜん）体験（たいけん）観察（かんさつ）園（えん）は『生（い）き物（もの）たちのすみか』の第（だい）２回（かい）目（め）です。講師（こうし）は、大阪市（おおさかし）エコボランティアの　桝元（ますもと）　慶子（けいこ）さん、忍（しのぶ）　喜博（よしひろ）さん、中谷（なかたに）　憲一（けんいち）さんです。

　最初（さいしょ）は、桝元（ますもと）さんのお話（はなし）です。

　自然（しぜん）体験（たいけん）観察（かんさつ）園（えん）は里山（さとやま）を模（も）した環境（かんきょう）教育（きょういく）施設（しせつ）で、棚田（たなだ）や畑（はたけ）があり、稲（いね）や野菜（やさい）が育（そだ）てられ、田植（たう）えや稲刈（いねか）り、作物（さくもつ）の収穫（しゅうかく）などが行（おこな）われています。
　しかし、これらの栽培（さいばい）は収穫（しゅうかく）を目的（もくてき）としていません。そこに訪（おとず）れる生（い）き物（もの）たちを観察（かんさつ）し、生物（せいぶつ）多様性（たようせい）を学（まな）ぶ場（ば）です。また、気候（きこう）変動（へんどう）や循環（じゅんかん）型（がた）社会（しゃかい）を学（まな）ぶ場（ば）でもあります

　次（つぎ）は、中谷（なかたに）さんの「水生（すいせい）生物（せいぶつ）からみる観察（かんさつ）園（えん）の生態系（せいたいけい）と外来種（がいらいしゅ）」の話（はなし）です。

　安定（あんてい）した生態系（せいたいけい）とは、生産者（せいさんしゃ）・消費者（しょうひしゃ）・分解者（ぶんかいしゃ）の個体（こたい）数（すう）が保（たも）たれた状態（じょうたい）のことを言（い）います。
　現実（げんじつ）には、その状態（じょうたい）を脅（おびや）かす外来種（がいらいしゅ）の存在（そんざい）が気（き）がかりになっています。自然（しぜん）体験（たいけん）観察（かんさつ）園（えん）では、“アメリカザリガニ”“スクミリンゴガイ”“カダヤシ”“コイ”“ミシシッピアカミミガメ”“アライグマ”がそうです。

　次（つぎ）に、忍（しのぶ）さんから、「多様（たよう）な生（い）き物（もの）に配慮（はいりょ）した維持（いじ）管理（かんり）の実践（じっせん）２」と題（だい）して、今回（こんかい）は、水田（すいでん）・畑（はたけ）・蓮田（はすだ）・池（いけ）・小川（おがわ）の維持（いじ）管理（かんり）について話（はな）されました。
　

　なにわECOスクエア１階（かい）研修（けんしゅう）室（しつ）にもどり、中谷（なかたに）さんから、今日（きょう）見（み）つけた生（い）き物（もの）について話（はなし）を聞（き）きました。

　写真（しゃしん）は、ハネナガイナゴです。最近（さいきん）ではあまり見（み）られなくなりましたが、鶴見緑地（つるみりょくち）ではまだまだよく見（み）られます。