「羽が動く昆虫のお話と紙で作る標本工作」（啓発小学校）

　はじめに、昆虫（こんちゅう）の体（からだ）のつくりについてお話（はなし）がありました。昆虫（こんちゅう）の体（からだ）は、頭（あたま）、胸（むね）、腹（はら）の3つに分（わ）かれていて、胸（むね）に6本（ほん）の足（あし）と4枚（まい）の羽（はね）があります。

　空（そら）を飛（と）ぶ生（い）き物（もの）は「鳥（とり）」「昆虫（こんちゅう）」「こうもり」の3種類（しゅるい）あり、鳥（とり）の羽（はね）は恐竜（きょうりゅう）の前足（まえあし）が進化（しんか）したものであるというお話（はなし）や、昆虫（こんちゅう）の完全（かんぜん）変態（へんたい）についてのお話（はなし）も聞（き）きました。

　お話（はなし）の次（つぎ）は昆虫（こんちゅう）クイズです。

①カマキリは、窓（まど）ガラス（がらす）を登（のぼ）ることができる。
②トンボは肉食（にくしょく）である。
③ゲンジボタルの成虫（せいちゅう）はオスもメスも光（ひか）る。
④チョウは、前足（まえあし）で味（あじ）を感（かん）じる事（こと）ができる。
⑤カは、ハエと同（おな）じ仲間（なかま）である。

　クイズは5問（もん）あり、「はい」「いいえ」のどちらかに○を付（つ）けていきます。先生（せんせい）のヒントを聞（き）きながら解（と）いていき、答（こた）え合（あ）わせをしました。全問（ぜんもん）正解（せいかい）だった子（こ）どもは大喜（おおよろこ）びでした。

　休憩（きゅうけい）をはさみ、後半（こうはん）は紙（かみ）で作（つく）る昆虫（こんちゅう）の標本（ひょうほん）工作（こうさく）です。
　講師（こうし）が用意（ようい）した昆虫（こんちゅう）の型（かた）2種類（しゅるい）（オンブバッタとカブトムシの幼虫（ようちゅう））から1つを選（えら）び、色（いろ）えんぴつで色（いろ）をつけた後（あと）、ハサミで型（かた）抜（ぬ）きします。
　次（つぎ）に、標本（ひょうほん）の背景（はいけい）用（よう）の画用紙（がようし）に、昆虫（こんちゅう）が住（す）んでいそうな場所（ばしょ）を想像（そうぞう）しながら絵（え）をかきます。
　教科書（きょうかしょ）に載（の）っている昆虫（こんちゅう）の写真（しゃしん）を参考（さんこう）にしながら、細（こま）かい所（ところ）まで丁寧（ていねい）に観察（かんさつ）して色（いろ）を付（つ）けている子（こ）どもや、自分（じぶん）の想像力（そうぞうりょく）で色彩（しきさい）豊（ゆた）かに色（いろ）をつけている子（こ）どももいました。

　絵（え）が描（えが）けたら、段（だん）ボール（ぼーる）の台紙（だいし）に貼（は）り付（つ）け、豆腐（とうふ）の容器（ようき）を再（さい）利用（りよう）した額（がく）をテープで固定（こてい）して完成（かんせい）です。

　「興味（きょうみ）のある人（ひと）は、他（ほか）の昆虫（こんちゅう）の標本（ひょうほん）もたくさん作（つく）って自由（じゆう）研究（けんきゅう）にしてください。」と久留飛（くるび）先生（せんせい）がお話（はなし）されました。