鶴見コットンプロジェクト2021~植物から糸~ 第2回

 7がつ31にち(土)に「鶴見つるみコットンプロジェクト2021~植物しょくぶつからいと~」のだい2かい実施じっししました。

 この講座こうざは、身近みぢか繊維せんいであるコットン(綿わた)をなえからそだて、観察かんさつ収穫しゅうかくいとづくりまでの体験たいけんと、綿わた以外いがい植物しょくぶつからもいとつく連続れんぞく講座こうざです。

 だい1かいの『綿わた苗植なえうえ』を5がつ29にちおこな予定よていでしたが、新型しんがたコロナウイルス感染症かんせんしょう拡大かくだい防止ぼうしのため中止ちゅうしとなり、だい2かいからの開催かいさいとなりました。4家族かぞく10めいほうにご参加さんかいただきました。

 講師こうし三宅みやけ恭子きょうこさん(畿央大学きおうだいがく非常勤ひじょうきん講師こうし)です。

 講座こうざ内容ないようについてのおはなしあと自然しぜん体験たいけん観察かんさつえんて、「わた(ワタ)」と支柱しちゅうあさひもで固定こていする誘引ゆういん作業さぎょう体験たいけんしました。

 

 わた支柱しちゅうあいだすきがないとわたきずつけてしまうので、8のくように、ゆるめにつくる「8のむすび」をおしえていただきました。

 つぎに、カラムシの繊維せんいからいとつくるため、はたけまわりに自生じせいしているカラムシをりました。カラムシは、縄文人じょうもんじん衣服いふくつくるのに使用しようしていた、古代こだいからある植物しょくぶつです。  

 カラムシのくきからかわをはぎやすくするため、スタッフが事前じぜんみずひたして準備じゅんびしておいたものを研修けんしゅうしつはこびました。

 はんごとにかれて、カラムシのかわをはぎ、かわ表面ひょうめん不要ふようなカスをスケッパーでそぎとす体験たいけんをしました。のこったかわ部分ぶぶん乾燥かんそうさせて、次回じかい講座こうざ使つかいます。

 ミャンマーのインレイおこなわれている「ハスのいとづくり」動画どうが視聴しちょうしたあと自然しぜん体験たいけん観察かんさつえんにあるハスから繊維せんいれるかためしてみました。

 くきってばすと、くきあなから糸状いとじょう繊維せんいてきました。ミャンマーのハスとは種類しゅるいちがいますが、こまかいいとすこることができました。 

 つぎに、綿繰わたくなどの道具どうぐ説明せつめいがあり、昨年さくねん収穫しゅうかくした綿わたから種取たねと体験たいけんおこないました。たねったあとは、綿弓わたゆみやハンドカーダーなどの道具どうぐ綿わたをほぐしてふわふわにしました。

 ふわふわにした綿わたいとつむぎました。 

 つぎに、『わた』と『綿わた』のちがいをまなびました。へんの『わた』は、植物しょくぶつとしての状態じょうたいのワタのことで、いとへんの『綿わた』は、わたからたねって繊維せんい状態じょうたいのワタのことです。

 おはなしあとは、身近みぢかにある綿製品めんせいひん参加者さんかしゃのみなさんにかんがえていただきました。

 今回こんかい講座こうざでは、いろいろな植物しょくぶつ繊維せんいからつくいとづくりのちがいや面白おもしろさなどをまなび、参加者さんかしゃのみなさんは大変たいへん熱心ねっしん体験たいけんされていました。

 次回じかいは、9がつ18にち(土)13:30からです。コットンボールの収穫しゅうかくいとつむぎ体験たいけん綿わたとカラムシのいと使つかったオブジェづくりをおこないます。