<レポート>水辺の生き物~在来種~救出大作戦(かいぼり・池さらい)

 2つき(日)にちに、自然しぜん体験たいけん観察かんさつえんのためいけをかいぼりしてなまもの観察かんさつする講座こうざ実施じっししました。参加者さんかしゃは、26大人おとな12・ども14)でした。
 講師こうしは、ネイチャーおおさかの岡本おかもと 晋弥しんやさんです。

 はじめに、かいぼりとは、 「そう(か)いほりり」としょき、もと農業のうぎょう用水ようすいのためいけみず農閑期のうかんき冬場ふゆばぬきき、堆積たいせきしたヘドロや土砂どしゃとりのけくためにあります。それではなぜふゆあいだにかいぼりをするのかというと、「ふゆは、動物どうぶつがじっとしているので観察かんさつがしやすく在来種ざいらいしゅ保護ほごしやすいのです。また、植物しょくぶつもあまり成長せいちょうをしない時期じきなのでいけをきれいにするのにてきしています。」とおはなしがありました。

 つぎに、自然しぜん体験たいけん観察かんさつえんのためいけにでかけました。そこでは、講師こうしからあみ使つかいほうなまもの観察かんさつについて説明せつめいがありました。「あみは、いけそこをすべらせどろをいっしょにすくってください。もちうえげるとみずあみあなからぬけるので、ざんったどろあいだなまものがいないかよく観察かんさつしましょう。なまものつけたらおしええてください。つからなかったら、ちかしくのバケツにどろをいれましょう。」

 くのなまもの発見はっけんしましたが、昨年さくねんつけたコイが、30cmだったのが40cmに成長せいちょうしてつかりました。

 そのあと、なにわECOスクエアの1かい研修けんしゅうしつもどしり、講師こうしからつけたなまものについて説明せつめいがありました。在来種ざいらいしゅとして、コイ・モツゴ・ミナミヌマエビ・ドンコ・ヒメタニシ・チリメンカワニナです。外来種がいらいしゅとして、アメリカザリガニです。講師こうしは、「ドンコがつかったことにはおどろかしきました。ドンコは在来種ざいらいしゅではありますが、食欲しょくよくがどんよくしょう動物どうぶつしょくはたてくすので、いけもどしすことはできません。」とのはなしがありました。

 最後さいごに、講師こうし先生せんせいからオリジナルのアメリカザリガニについての紙芝居かみしばいがありました。どもたちは、まえしゅうまって熱心ねっしんききいていました。

 アンケートのなかから、どもたちのものを紹介しょうかいします。

「もっとなまものについてりたいので、図鑑ずかんたり水族館すいぞくかんぎょうってみたい。」
「もっとさかなのことをりたいです。」
あかちゃんザリガニがとれてよかった。」
外来がいらい生物せいぶつはなしさないことを友達ともだちでん自分じぶんでも実践じっせんしていく。」

 どもたちにもしっかりと講座こうざのねらいがでんわり、ついえることができました。