★3月虫の日が、3月20日(土)に行われました。

 本日ほんじつのテーマは、「早春そうしゅんむしさがし」です。

 まず、1かい研修けんしゅうしつで「カイガラムシ」についてのおはなしきました。

 「カイガラムシ」は、植物しょくぶつからった栄養えいようのほとんどがとうであるため、分泌物ぶんぴつぶつ一部いちぶとうかたち甘露かんろとして排出はいしゅつします。また、ワックスエステルなどのろうしつ分泌物ぶんぴつぶつ体表たいひょうから分泌ぶんぴつし、その分泌液ぶんぴえきからだおおわれています。これを、むしからだ被覆ひふくぶつといいます。

 「ラックカイガラムシ」のむしからだ被覆ひふくぶつ抽出ちゅうしゅつ精製せいせいしたものをシェラックとび、チョコレートのコーティングにも使つかわれます。

 おはなしのあとは自然しぜん体験たいけん観察かんさつえんむしさがしと観察かんさつおこないました。

 コウホネいけ西側にしがわのウツギのみきに「オオワラジカイガラムシ」を10ひきほどつけました。

 また、南側みなみがわのウメのには「タマカタカイガラムシ」をみつけました。

 貝殻かいがらのようなからおおわれており、バラ樹木じゅもく集団しゅうだん寄生きせいします。ひどいと、樹木じゅもくれてしまうこともありることをまなびました。

 ハンノキの説明せつめいばん裏側うらがわには「ヒロヘリアオイラガ」のまゆがらや「カタツムリ」がかくれていました。

 「ヒロヘリアオイラガ」のまゆがらには、幼虫ようちゅうとき毒針どくばりのこっている場合ばあいがありますので、つけてもさわらないようにしましょう。

 そのほかにも、「ハラビロカマキリ」のたまごや「テントウムシ」などもつけました。

 なにわECOスクエアにもどって、屋上おくじょう庭園ていえんの「カブトムシ」の幼虫ようちゅうしをおこないました。

 屋上おくじょう庭園ていえんでは、昨年さくねんあきたまごからかえった幼虫ようちゅうを20ひきほど飼育しいくケースでそだてていました。

 カブトムシの幼虫ようちゅう腐葉土ふようどなどのつちべておおきくなります。