【レポート】みんなでつくる観察園講座（３月　ため池・水路）

　はじめに、桝元（ますもと）さんから「観察（かんさつ）園（えん）講座（こうざ）の意義（いぎ）、SDGsを意識（いしき）して活動（かつどう）しましょう」と題（だい）してSDGsについての話（はなし）がありました。

　2月（がつ）２４日（にち）に、講師（こうし）と事務局（じむきょく）でコウホネ池（いけ）のかいぼりを行（おこな）い、その様子（ようす）と見（み）つけた生（い）き物（もの）を撮影（さつえい）しました。
　秋田（あきた）さんからその時（とき）の様子（ようす）と「かいぼりと生（い）き物（もの）の関係（かんけい）」について話（はなし）がありました。

　かいぼりのメリットは、水質（すいしつ）改善（かいぜん）にあります。池底（いけぞこ）の泥（どろ）を取（と）り除（のぞ）くことで、底（そこ）まで太陽光（たいようこう）が届（とど）き十分（じゅうぶん）な酸素（さんそ）を含（ふく）む水（みず）になります。また、底（そこ）に深浅（しんせん）ができることで、多様（たよう）な動植物（どうしょくぶつ）が生息（せいそく）しやすくなります。

　次（つぎ）に、中谷（なかたに）さんから「かいぼりで観察（かんさつ）された生（い）き物（もの）」について話（はなし）がありました。

　緑色（みどりいろ）の綿（わた）のようなものは、アオミドロです。アオミドロは、接合（せつごう）藻類（そうるい）の一種（いっしゅ）で、自分（じぶん）で栄養（えいよう）を作（つく）り出（だ）します。

　そのアオミドロなどの藻類（そうるい）を食（た）べる生（い）き物（もの）がいます。

　また、その生（い）き物（もの）を食（た）べる生（い）き物（もの）がいます。

　コウホネ池（いけ）の生態系（せいたいけい）ピラミッドを想像（そうぞう）してみました。
　頂点（ちょうてん）はコサギ等（など）、次（つぎ）がアメリカザリガニ、そしてモツゴなどの小魚（こざかな）やエビ類（るい）と続（つづ）いていきます。

　次（つぎ）に、参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんと「これからのため池（いけ）・水路（すいろ）の管理（かんり）について（アメリカザリガニの取（と）り扱（あつか）い）」話（はな）し合（あ）いました。

　外来（がいらい）ザリガニは、特定（とくてい）外来種（がいらいしゅ）に指定（してい）されています。自然（しぜん）体験（たいけん）観察（かんさつ）園（えん）でも発見（はっけん）されているアメリカザリガニは、現在（げんざい）対象（たいしょう）外（がい）になっています。しかし、気（き）にせず飼（か）ったりしてもいいのでしょうか。「捕獲（ほかく）は可（か）、元（もと）に戻（もど）すのは不可（ふか）。飼育（しいく）は可（か）。死（し）ぬまで飼（か）うこと。」をなにわECOスクエアでは推奨（すいしょう）しています。生（い）き物（もの）は最後（さいご）まで責任（せきにん）をもって飼育（しいく）してください。