<イベントレポート>虫探し出前授業

8月27日(火曜日)、佃西小学校の3年生を対象に、校内で生きものをさがす出前授業を実施しました。
講師は大阪市エコボランティアの中谷憲一さんと、藤本龍之介さんです。
クラスごとに、中谷さんと藤本さんが率いるグループに分かれ、池や植込みの近くを回りました。

まずは、1組の様子です。
本校舎横の花壇と、校庭の西北にある池の周りを探すグループに別れました。
バッタやハチが注目を集める一方、チョウを捕まえる児童もいました。

理科室に戻って、拡大鏡を使った解説が始まります。
中谷講師による、「ハチとアリは同じ仲間です。」との説明に、多くの児童がうなずいてました。

続いて、2組の様子です。
校門横の池周りでは、網で直接跳ぶ虫を捕まえる児童がいる一方で、地面のアリを懸命に探す児童がいました。

校庭西北の池周りでは、水辺の虫にも挑んでいます。

理科室での解説では、クロヤマアリの一種について説明がありました。
働きアリの話や、ハチぐらいの大きさになることもあるなど、児童が聞き入る内容が続きます。
地球温暖化の影響として、以前は和歌山など温かい場所で冬を越していたウラナミシジミが、一年中大阪に居続ける話もありました。

3組は、校庭の北側で、花壇と池周りのグループに分かれます。
前の組で濡れてしまった網を使ってもらいましたが、それでも器用に虫を捕まえます。

藤本さんが、現地でハチの解説をしたり、さっそく捕まえた虫を見せ合う児童もいます。

理科室では、カイガラムシの話がありました。
体を白く覆っているのは、余って吐き出された糖分で、昔はロウソクに、今ではプリンターのトナーに使われることもあるそうです。
クモの仲間についても解説がありました。
写真のカマキリはまだ幼虫です。捕まえた虫は、全て放しました。