<イベントレポート>鶴見コットンプロジェクト2024 ②

8月24日(土曜日)に、鶴見コットンプロジェクト2024第2回目を行いました。
今回が綿講座の最終回になります。
講師は引き続き、大阪市エコボランティアの黒野治美さんです。

まず、研修室で前回の振り返りと本日のスケジュールを、黒野さんからお聞きします。
綿の畑では、コットンボールがはじけて、綿が摘める状態になっています。
自然体験観察園の綿畑に全員で移動します。

自然体験観察園の畑では、エコボランティアの小川さんから現在の畑の状況について説明がありました。
ほとんどの野菜は収穫されていて、種を残すために、一部は残されています。
畑の観察の後、綿の畑に入って、皆さんで綿を摘んで、バットに摘んだ綿を入れます。
あっという間にすべての綿を摘み終わりました。

研修室に戻ってまず、「わたしがコットンシャツをきるりゆう」というスライド(紙芝居)を見てもらいました。
合成繊維ではなく、綿は自然界に戻ります。
自然界に戻らない物として、マイクロプラスチックについても、小川さんからお話していただきました。
プラスチックごみのリサイクルや処分のしかたについて、各自が意識を持って行動することの大切さを認識しました。
これから体験していただく糸紡ぎに関連した綿などの繊維や、その構造や紡ぎや織りの説明を、エコボランティアの芝崎さんに説明していただきました。

講義の後はいよいよ、お楽しみの綿作りと糸紡ぎの体験です。
種取り器、弓、カーダー、糸紡ぎ器のコーナーに分かれて、好きな順番で交代しながら体験します。
時間を十分にとっていたので、皆さん満足いくまで、しっかりいろんな作業に取り組んでおられました。
この講座を通して、綿を植え、育て収穫し、綿を糸にするまでいかに大変か、実感されたことでしょう。

最後に講座のまとめをして、欲しい方に綿の種を持って帰っていただきました。
また、自宅でも綿を育て、綿作りを体験していただけたらと思います。