なにわのでんとうやさいをそだてよう(春期)②
6月24日(土曜日)に、なにわの伝統野菜講座(春期)第2回目を行いました。
今回は自然体験観察園の畑で育った野菜の収穫と、畑の近くにいる生き物を探して、畑の生態系図を作ります。
参加者は20名(うち、子どもは10名)で、梅雨の合間で、雨には降られませんでした。
講師は大阪市エコボランティアの小川咲恵さんで、生き物の説明や分類は小嶋裕さんと岡和田斎さんに担当していただきました。
まずは、研修室で小川さんから、第1回目に植えた野菜や、その後植えた野菜について、どれくらい育っているかなど、畑の状況を説明していただきました。
どの野菜も順調に大きくなっているとのことで、参加者の皆さんの目で確かめるべく、さっそく畑に向かいます。
班ごとに野菜の育ち具合を見ていきます。
特に、毛馬胡瓜(けまきゅうり)はとても大きく長く育って、子どもたちはびっくりしていました。
スーパーで見るきゅうりとは違いますね。
観察の後、十分に大きくなった野菜を皆さんで収穫します。
大阪しろな、難波葱(なんばねぎ)は地面から抜いていきます。
毛馬胡瓜(けまきゅうり)は1本ずつ、はさみで柄を切ります。
実がなるには、虫や生き物が必要で、畑にはたくさんの生き物がいます。
次は生き物探しを開始します。
飛んでいる虫だけでなく、花や葉、土の中やたい肥の中にいる生き物を皆さん熱心に探しています。
見つけたら、先生に見てもらって、ケースに入れて持ち帰ります。
研修室に戻って、何も書いていない生態系図に、ケースを貼っていきます。
皆さんが見つけた生き物で生態系図がどんどん埋まっていって、図鑑ではない実物の生き物で生態系図ができあがりました。
短時間でこんなにたくさんの生き物がみつかりました!生き物のつながりがこの図を見ると、よくわかります。
小嶋さんと岡和田さんから、詳しい説明をしていただき、質問にも答えていただきました。
終了後は、エコボランティアさんの手で、持ち帰った生き物は元の場所に帰ってもらいました。
次回は7月22日(土)、地産地消のお話、収穫体験、まとめのお話です。