【レポート】大阪市立小路小学校「ＳＤＧｓを学ぼう！」

　12月（がつ）14日（にち）（月）（げつ）に、生野区（いくのく）の小路（こうじ）小学校（しょうがっこう）で「ＳＤＧｓを学（まな）ぼう！」の講座（こうざ）を開催（かいさい）し、6年（ねん）生（せい）32名（めい）が参加（さんか）しました。
　講師（こうし）は、 箕面（みのお）子（こ）どもの森（もり）学園（がくえん）校長（こうちょう）の藤田（ふじた）美保（みほ）先生（せんせい）です。

　最近（さいきん）では、ニュースなどで取（と）り上（あ）げられる事（こと）が多（おお）くなったＳＤＧｓですが、子（こ）ども達（たち）にはあまり知（し）られておらず、「ＳＤＧｓ」という言葉（ことば）を聞（き）いたことがない人（ひと）がほとんどでした。
　まず、藤田（ふじた）先生（せんせい）から、今（いま）のままだと地球（ちきゅう）の将来（しょうらい）がどうなってしまうのか？、地球（ちきゅう）を持続（じぞく）可能（かのう）な世界（せかい）にするために、国連（こくれん）で決（き）められた17の目標（もくひょう）がＳＤＧｓであるとのお話（はなし）がありました。

　そして、１番（ばん）から17番（ばん）までのひとつひとつの目標（もくひょう）を、動画（どうが）やクイズを交（まじ）えながら、丁寧（ていねい）に説明（せつめい）していただきました。アフリカの貧（まず）しい国（くに）では、１日（にち）200円（えん）足（た）らずで生活（せいかつ）していることや、きれいな生活（せいかつ）水（すい）や薬（くすり）がなく、６秒（びょう）に１人（にん）、５歳（さい）未満（みまん）の子（こ）どもが亡（な）くなっていることなどが紹介（しょうかい）され、どれだけ私（わたし）たちの生活（せいかつ）が恵（めぐ）まれているか、子（こ）どもたちは考（かんが）えさせられたようでした。

　お話（はなし）の後（あと）は、ワークショップをしました。「わたしのＳＤＧｓ宣言（せんげん）」として、各自（かくじ）でゴール＝目標（もくひょう）を設定（せってい）しました。 配布（はいふ）資料（しりょう）のＳＤＧｓ一覧（いちらん）より、自分（じぶん）が大切（たいせつ）だと思（おも）うゴールを２つ選（えら）び、自分（じぶん）ができること、大切（たいせつ）だと思（おも）うことを書（か）き出（だ）しました 。

　子（こ）どもたちは、「水（みず）を大切（たいせつ）にする。」「ごみをきちんと分別（ふんべつ）する。」「募金（ぼきん）をして病院（びょういん）をつくる。」「みんな平等（びょうどう）に。貧困（ひんこん）をなくしたい。」などそれぞれの目標（もくひょう）を設定（せってい）しました。身近（みぢか）なことでできる小（ちい）さな目標（もくひょう）が、世界（せかい）をよくするための第（だい）一歩（ぽ）につながることを理解（りかい）してもらえた講座（こうざ）となりました。