【レポート】大阪市内の池で貴重な水鳥を観察しよう！＠鶴見区

　11月（がつ）30日（にち）（月）（げつ）に、鶴見（つるみ）緑地（りょくち）公園（こうえん）にて「大阪（おおさか）市内（しない）の池（いけ）で貴重（きちょう）な水鳥（みずとり）を観察（かんさつ）しよう！」を開催（かいさい）し、大阪（おおさか）区民（くみん）カレッジメンバー29名（めい）が参加（さんか）しました。 　
　講師（こうし）として、日本（にほん）野鳥（やちょう）の会（かい）大阪（おおさか）支部（しぶ）より4名（めい）の方（ほう）に来（き）ていただきました。

　まずは集合（しゅうごう）地（ち）である、なにわECOスクエア前（まえ）で参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんは4班（はん）に別（わか）れ、それぞれの班（はん）に野鳥（やちょう）の会（かい）の方（ほう）に1名（めい）ついていただきました。その後（あと）分（わ）かれて野鳥（やちょう）の説明（せつめい）の掲載（けいさい）している配布（はいふ）資料（しりょう）を見（み）ながら鶴見（つるみ）緑地（りょくち）公園（こうえん）中央（ちゅうおう）部（ぶ）にある大池（おおいけ）に向（む）かいました。

　この時期（じき）、シベリアや北極（ほっきょく）などの大陸（たいりく）からやってくる冬鳥（ふゆどり）が殆（ほとん）どですが、その野鳥（やちょう）の多（おお）さに参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんは釘付（くぎづ）けでした。 中（なか）には、人（ひと）による餌付（えづ）けが原因（げんいん）で足元（あしもと）までくる野鳥（やちょう）も多（おお）くいました。

　参加者（さんかしゃ）ご自身（じしん）で持（も）ってこられた双眼鏡（そうがんきょう）や、野鳥（やちょう）の会（かい）の方（ほう）がご用意（ようい）くださった望遠鏡（ぼうえんきょう）を使（つか）って、コロナの感染（かんせん）対（たい）策（さく）を施（ほどこ）しながら覗（のぞ）いて観察（かんさつ）して頂（いただ）きました。

　写真（しゃしん）のように野鳥（やちょう）にエサをあげる人（ひと）が後（あと）を絶（た）ちません。「野生（やせい）の生（い）きものは自然（しぜん）の中（なか）で自然（しぜん）のままの食（た）べ物（もの）を食（た）べて生（い）きています。人間（にんげん）がエサを与（あた）えると、楽（らく）にエサをもらうことに慣（な）れてしまい、更（さら）には人間（にんげん）の食（た）べ物（もの）の味（あじ）を覚（おぼ）えてしまいます。人間（にんげん）に食（た）べ物（もの）をねだるようになったり、人（ひと）とのトラブルを起（お）こすようになると、逆（ぎゃく）に駆除（くじょ）されてしまう場合（ばあい）もあります。 野生（やせい）の生（い）きものは、自然（しぜん）のままの状態（じょうたい）でいることが一番（ばん）の幸（しあわ）せです。」という講師（こうし）のお話（はなし）に、参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんもうなずいておられました。

　そして小（しょう）一時間（じかん）の観察（かんさつ）の後（あと）、なにわECOスクエア前（まえ）に戻（もど）ってきた参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんは、今回（こんかい）見（み）られた鳥（とり）のおさらいをしました。

　今回（こんかい）の講座（こうざ）では、「綺麗（きれい）な鳥（とり）に癒（いや）された」「野鳥（やちょう）の種類（しゅるい）があんなに多（おお）いとは思（おも）わなかった」の他（た）、「野鳥（やちょう）に関心（かんしん）を持（も）ちたい」「自然（しぜん）保護（ほご）に少（すこ）しでも協力（きょうりょく）したい」といったアンケート回答（かいとう）が多数（たすう）寄（よ）せられており、講座（こうざ）をきっかけに環境（かんきょう）マインドの向上（こうじょう）が見（み）られ、次（つぎ）に繋（つな）がる結果（けっか）となりました。