【レポート】食品ロスと私たちの暮らし＠鶴見区

　11月（がつ）30日（にち）（月）（げつ）に、鶴見（つるみ）区役所（くやくしょ）にて「食品（しょくひん）ロスと私（わたし）たちの暮（く）らし」を開催（かいさい）し、大阪（おおさか）区民（くみん）カレッジメンバー29名（めい）が参加（さんか）しました。 　
　講師（こうし）は、浅葉（あさば） めぐみさん〔フードバンク関西（かんさい） 理事（りじ）〕（左（ひだり））と松岡（まつおか） 賢司（けんじ）さん〔おおさかパルコープ 理事（りじ）〕（右（みぎ））のお二方（かた）です。

　まずは浅葉（あさば）さんからのお話（はなし）がありました。日本（にほん）の食品（しょくひん）の自給（じきゅう）率（りつ）は先進（せんしん）国（くに）では最低（さいてい）水準（すいじゅん）という内容（ないよう）から、温室（おんしつ）効果（こうか）ガス、SDGｓの話（はなし）に至（いた）るまで、日本（にほん）の食品（しょくひん）ロスについて詳（くわ）しく説明（せつめい）がありました。参加者（さんかしゃ）の皆（みな）さんは、静（しず）かに聞（き）き入（い）ります。

　松岡（まつおか）さんからは国際的（こくさいてき）な貧困（ひんこん）問題（もんだい）の話（はなし）や、家庭（かてい）で余（あま）っている食（た）べ物（もの）を学校（がっこう）や職場（しょくば）などに持（も）ち寄（よ）り、それらをまとめて地域（ちいき）の福祉（ふくし）団体（だんたい）や施設（しせつ）、フードバンクに寄付（きふ）する活動（かつどう）のフードドライブについて、こども食堂（しょくどう）での話（はなし）を紹介（しょうかい）しながら詳（くわ）しい説明（せつめい）がありました。

　その後（あと）お二人（ふたり）供（とも）にご登壇（とうだん）いただき、参加者（さんかしゃ）の方（ほう）からの質問（しつもん）にお答（こた）えいただきました。
　「生協（せいきょう）のショップなら、何処（どこ）にでも回収（かいしゅう）BOXはあるのか。」との質問（しつもん）に、「おおさかパルコープは府内（ふない）に10店舗（てんぽ）、組合（くみあい）が4か所（しょ）あるので、そちらにお願（ねが）いしたい。」とのことでした。
　「気候（きこう）変動（へんどう）の大（おお）きい中（なか）、日本（にほん）の食生活（しょくせいかつ）について今後（こんご）どうなる事（こと）が予想（よそう）されるのか。」との質問（しつもん）には、「色々（いろいろ）な変化（へんか）があることが予想（よそう）される。激変（げきへん）しないことを祈（いの）る。」と回答（かいとう）されました。
　また、コロナ前（まえ）は賑（にぎ）わい密（みつ）になっていたこども食堂（しょくどう）の運営（うんえい）について、現在（げんざい）はお弁当（べんとう）を持（も）って帰（かえ）って食（た）べてもらうなど、運営（うんえい）の仕方（しかた）を工夫（くふう）されて続（つづ）けられているとのお話（はなし）がありました。

　今回（こんかい）の講座（こうざ）では、食品（しょくひん）破棄（はき）の実態（じったい）の紹介（しょうかい）から、それをなくすためには「①食（た）べ物（もの）を過剰（かじょう）に買（か）わない、使（つか）い切（き）る、捨（す）てない、②環境（かんきょう）を壊（こわ）さないで生産（せいさん）される食品（しょくひん）を選（えら）ぶ、③環境（かんきょう）に負荷（ふか）を与（あた）えない暮（く）らし方（かた）を考（かんが）えるべき」とお話（はなし）いただきました。更（さら）に、実際（じっさい）にロス回避（かいひ）の為（ため）に行（おこな）われているフードドライブの活動（かつどう）の実態（じったい）をご紹介（しょうかい）頂（いただ）き、皆（みな）さんが食品（しょくひん）ロスを意識（いしき）するきっかけづくりとなりました。

　 鶴見緑地（つるみりょくち）内（ない）にある環境（かんきょう）活動（かつどう）推進（すいしん）施設（しせつ）（愛称（あいしょう）「なにわECOスクエア」）も、フードバンクの受付（うけつけ）場所（ばしょ）になっております。食品（しょくひん）などで寄付（きふ）できるものがおうちにあれば、ぜひお持（も）ち寄（よ）りください。詳（くわ）しくはこちらのページをご覧（らん）ください。