【レポート】「野鳥園臨港緑地で海洋ごみ調査」＠大阪市立築港中学校　海遊館部

　11月（がつ）14日（にち）（土）（ど）に、野鳥（やちょう）園（えん）臨港（りんこう）緑地（りょくち）（南港（なんこう）野鳥（やちょう）園（えん））で、「野鳥（やちょう）園（えん）臨港（りんこう）緑地（りょくち）で海洋（かいよう）ごみ調査（ちょうさ）」の講座（こうざ）を開催（かいさい）し、築港（ちっこう）中学校（ちゅうがっこう）　海遊館（かいゆうかん）部（ぶ）の11名（めい）が参加（さんか）しました。
　講師（こうし）は、南港（なんこう）ウェットランドグループのみなさんです 。

　まず、ごみ拾（ひろ）いの注意点（ちゅういてん）の説明（せつめい）を受（う）け、湿地（しっち）へ移動（いどう）しました。透明（とうめい）のごみ袋（ぶくろ）にはペットボトル、青（あお）のごみ袋（ぶくろ）にはそれ以外（いがい）のものを分（わ）けて拾（ひろ）います。 調査（ちょうさ）範囲（はんい）の2メートル四方（しほう）の中（なか）のごみを拾（ひろ）う係（かかり）、ごみを判別（はんべつ）する係（かかり）、記録（きろく）する係（かかり）、調査（ちょうさ）範囲（はんい）以外（いがい）のごみを集（あつ）める係（かかり）に分（わ）かれて約（やく）25分間（ふんかん）ごみを拾（ひろ）いました。

　調査（ちょうさ）範囲（はんい）のごみは、袋（ふくろ）3つ分（ぶん）集（あつ）まり、全体（ぜんたい）では、透明（とうめい）のごみ袋（ぶくろ）が4袋（ふくろ）、青（あお）のごみ袋（ぶくろ）が12袋（ふくろ）集（あつ）まりました。 また、湿地（しっち）の土（つち）をふるいにかけると、5㎜以下（いか）のマイクロプラスチックが含（ふく）まれていました。

　その後（あと）、湿地（しっち）から南港（なんこう）野鳥（やちょう）園内（えんない）のはばたきの広場（ひろば）に移動（いどう）し、調査（ちょうさ）用（よう）に集（あつ）めた3袋（ふくろ）のごみをブルーシートの上（うえ）にあけて、どんなごみがあるのか調（しら）べました。多（おお）かったごみは、プラスチックの破片（はへん）が83個（こ）、お菓子（かし）の袋（ふくろ）が48個（こ）、ビニールの破片（はへん）が35個（こ）でした。他（ほか）には、バケツ、ホース、プランター、ゴム草履（ぞうり）、テニスボール、シリコンが入（はい）った容器（ようき）など、いろいろな物（もの）がありました。

　みんなでごみを確認（かくにん）した後（あと）、「この海洋（かいよう）ごみはなぜこの野鳥（やちょう）園（えん）に流（なが）れ着（つ）いたのか？」、そして「どうすれば海洋（かいよう）ごみが流（なが）れてくるのを防（ふせ）げるのか？」を各自（かくじ）ストーリーを考（かんが）えて、みんなの前（まえ）で発表（はっぴょう）しました。

　その後（あと）、講座（こうざ）のふりかえりを行（おこな）いました。
　アンケート結果（けっか）から、「ポイ（ぽい）捨（す）てにされているごみへの思（おも）いが変（か）わり、これからは積極的（せっきょくてき）に拾（ひろ）おうと思（おも）った」「ごみを正（ただ）しく捨（す）てなければどうなるのかを知（し）った」などの感想（かんそう）が多（おお）く聞（き）かれ、一人一人（ひとりひとり）の心（こころ）がけが大切（たいせつ）であること、海洋（かいよう）ごみがもたらす自然（しぜん）への被害（ひがい）を知（し）る良（よ）いきっかけとなりました。