<イベントレポート>2024年度エコボラ研修① 気候変動と防災

1月31日(水)13時~15時30分、大阪市エコボランティアに向けて、第1回目の研修が行われました。
集合は津波・高潮ステーション、案内ツアーで見学した後、近くにある江之子島文化芸術創造センターの多目的ルームで、「温暖化と防災(緩和と適応)」というテーマで講義を受けました。

まずは、研修室に入り今日の予定の確認をしてから、2つのグループに分かれて、ガイドツアーに出発します。
ダイナキューブという津波災害体感シアターでは、南海トラフ地震のような大地震が起こり、家族がそれぞれの場所でどのような体験をするかを、まるでその場にいるかのように実体験することができます。
臨場感にあふれた映像で、家や職場、大阪の地下街、避難所など、人々の行動と迫りくる津波が映し出され、見ていてドキドキしました。

ダイナキューブを見てから、ツアーガイドの方に順路に沿って説明していただきました。
南海トラフ地震は必ず起こるということ、大阪のまちが海面より低いこと、そして、大阪を守る高潮防災施設のはたらきを学ぶことができました。
ガイドの方は、災害が起きた時の備えを今からすぐに始めることと、地震や津波が起こった時に、どちらの方向に逃げるか確認しておくことの大事さを強調しておられました。

ガイドツアーが終了して、江之子島文化芸術創造センターの多目的ルームに移動して、「温暖化と防災(緩和と適応)」という講義を認定NPO法人CASAの宮崎学さんにしていただきました。
地球温暖化の現状と影響についての最新情報を知るとともに、住まいや家電に関する対策、脱炭素社会の実現をめざして、私たちにできることなど、お話していただきました。
質疑応答では、これからのエネルギーや現状について、具体的な質問があり、さらに深く考える機会をいただきました。