<イベントレポート>なにわの伝統野菜講座 秋②
令和6年11月16日(土)に「なにわの伝統野菜講座 秋期」の第2回を実施しました。
「なにわの伝統野菜」を知り、野菜づくり体験を通して、さまざまな生物や自然環境が私たちの暮らしに関わっていることを学ぶ講座です。
最初に、講師の小川さんから、9月29日に種まきした「田辺大根(たなべだいこん)・天王寺蕪(てんのうじかぶら)」の成長の様子と害虫への対策のお話を、聞きしました。
自然体験観察園では、害虫は農薬で駆除せず害虫の天敵を増やすことで対応しているとの話があり、生物多様性の観点から、農作物を害虫から守る天敵についても紹介してもらいました。
みんなで自然体験観察園の畑に移動し、最初に、野菜の成長観察と、畑にいる虫さがしをしました。
続いて、「碓井豌豆(うすいえんどう)」の種まきをして、その左右に「難波葱(なんばねぎ)」を植え付けました。
別の畝に「河内一寸そら豆(かわちいっすんそらまめ)」の苗を移植しました。
最後は「高山牛蒡(たかやまごぼう)」の収穫です。参加した子どもたちに、土に埋まった「ごぼう」を掘り出してもらいました。
収穫した「高山牛蒡(たかやまごぼう)」を手に持った子どもの写真をとる保護者もありれました。
研修室に戻り、畑で捕まえた虫「ゴキブリ(枯れ葉を食べる)」「オンブバッタ」「カタツムリ」「ナメクジ」「クモ」についての説明があり、畑でいろいろな生き物が支え合って生きているお話しをききました。
畑には、見えている部分だけでなく、土の中にも微生物や土壌菌など、様々な生き物がいて、それぞれがお互いに関係して生きています。
さまざまな生き物が、つながり、支え合って生態系を作っています。
そのつながりを大切にすることが、「生物多様性の保全」といえます。
次回1月12日(日)は最終回となる第3回講座です。これまで色々と学んできたことのまとめの話をしていきます。
そして収穫もあります。自分で育てた作物を収穫するのは楽しみですね。