【ECO縁日】ライブイベント Vol.1 こんな都会にも？“こけ”のお話

“こけ”と聞（き）くと皆（みな）さんは何（なに）を想像（そうぞう）されますか？
大（だい）自然（しぜん）のせせらぎ？　古（ふる）いお寺（てら）の石庭（せきてい）？
いえいえ、あの御堂筋（みどうすじ）でも、いつも歩（ある）く道（みち）の舗装（ほそう）の隙間（すきま）にも、いろんな種類（しゅるい）のコケが生（い）きています。
「こけ」は木（き）の幹（みき）などに着（つ）く毛（け）のような小（ちい）さな植物（しょくぶつ）のことを意味（いみ）し、もともとは「木毛（もくもう）」と書（か）きました。地方（ちほう）によってはキノコをコケと呼（よ）ぶそうですが、ここではコケの代表（だいひょう）である蘚苔類（せんたいるい）（コケ植物（しょくぶつ））と地衣類（ちいるい）について紹介（しょうかい）します。
渓流（けいりゅう）や里山（さとやま）に行（い）くと、岩（いわ）の上（うえ）や木（き）の幹（みき）が緑色（みどりいろ）に覆（おお）われているところがあります。ジブリの世界（せかい）でもコケが描（えが）かれている作品（さくひん）がたくさんあります。近年（きんねん）では盆栽（ぼんさい）や苔（こけ）庭（にわ）、テラリウムに用（もち）いられ、身近（みぢか）な存在（そんざい）になってきました。
そして毎日（まいにち）目（め）にしているはずの通学路（つうがくろ）や通勤（つうきん）している道（みち）ばたや街路樹（がいろじゅ）。近寄（ちかよ）って、近寄（ちかよ）って、小（ちい）さな小（ちい）さな世界（せかい）をのぞきこむと、そこを住処（すみか）にしている小（ちい）さな生（い）き物（もの）に出会（であ）えるかもしれません。
都会（とかい）に住（す）む小（ちい）さな小（ちい）さな生（い）き物（もの）たちの営（いとな）み、そんなミクロの世界（せかい）を動画（どうが）で紹介（しょうかい）します。そして、もっとコケが身近（みぢか）な存在（そんざい）になってもらえると嬉（うれ）しいです。