【レポート】「淀川の歴史・生物多様性・暮らしと防災 第3回 淀川の特性と治水~私たちの暮らしを守る防災~」@旭区民センター

 旭区あさひくあさひ区民くみんセンターで9がつ5にちに「淀川よどがわ歴史れきし生物せいぶつ多様性たようせいらしと防災ぼうさい」を開催かいさいし、34めい参加さんかしました。

 だいかいとなる今回こんかいは「 淀川よどがわ特性とくせい治水ちすいわたしたちのらしをまも防災ぼうさい~ 」をテーマに、 澤井さわい 健二けんじさん(日本にほんみず防災ぼうさい普及ふきゅうセンター理事りじちょう摂南大学せつなんだいがく名誉教授めいよきょうじゅ) に講義こうぎいただきました。

 まずは平成へいせい末期まっき日本にほん各地かくち発生はっせいした、水害すいがいについての紹介しょうかいがありました。水害すいがい多発たはつしている現在げんざいにおいても、土木どぼく学会がっかい実施じっしした洪水こうずいハザードマップの認知にんち調査ちょうさでは、「ハザードマップをたことがありますか」という質問しつもんに、ほとほとどのひとが、「らない」「たことがない」というおどろきの結果けっかであったそうです。

 はなし中盤ちゅうばんからは、いよいよ淀川よどがわ治水ちすいについてのおはなしです。平成へいせいねんおこなわれた河川法かせんほう改正かいせいにより、これまでの河川かせん整備せいび目的もくてきくわえ、あらたに河川かせん環境かんきょう保全ほぜん整備せいびくわえられたことが紹介しょうかいされ、計画けいかく策定さくていにあたっては、学識がくしき経験者けいけんしゃ住民じゅうみん意見いけんくことが義務ぎむづけられたなど、今日きょう環境かんきょう保全ほぜんむすげんてんとなるはなしでした。

 質問しつもんタイムでは、淀川よどがわのスーパー堤防ていぼうかんする質問しつもんました。河口かこうから両岸りょうがんに40㎞、トータル80㎞に整備せいびされる計画けいかくが30ねんまえおこなわれ、現在げんざいでもわずかずつ工事こうじおこなわれているということです。

 講座こうざにご記入きにゅういただいたアンケートからは、講座こうざ開催かいさいがまさに九州きゅうしゅう付近ふきん台風たいふう通過つうかするタイミングともあって、「今後こんご台風たいふう大雨おおあめかんがえてハザードマップを、もう一度いちどみなおそうとかんがえた」「もっと危機感ききかんをもって情報じょうほうく」などの回答かいとうがあり、わたしたちのこれからすべき防災ぼうさい非常ひじょう役立やくだ講座こうざとなりました。

 また 、「地球ちきゅうにやさしい生活せいかつっていきたい」や「防災ぼうさいについての意識いしきたかまった。」という率直そっちょく回答かいとうられ、参加者さんかしゃ方々かたがた意識いしき向上こうじょうがみられました。