【レポート】「淀川の歴史・生物多様性・暮らしと防災 第2回 淀川の生物多様性~地域の宝イタセンパラ~」@旭区民センター

 旭区あさひくあさひ区民くみんセンターで8がつ30にちに「淀川よどがわ歴史れきし生物せいぶつ多様性たようせいらしと防災ぼうさい」を開催かいさいし、43めい参加さんかしました。

 だいかいとなる今回こんかいは「淀川よどがわ生物せいぶつ多様性たようせい地域ちいきたからイタセンパラ~」をテーマに、上原うえはら一彦かずひこさん(大阪おおさか府立ふりつ環境かんきょう農林のうりん水産すいさん総合そうごう研究所けんきゅうじょ 生物せいぶつ多様性たようせいセンター センターちょう)に講義こうぎいただきました。

 まずは淀川よどがわのシンボルフィッシュとばれ、文化財ぶんかざい保護法ほごほうまもられているくにたから「イタセンパラ」の生態せいたいについてご講義こうぎいただきました。「イタセンパラをっているほう!?」の質問しつもんに、ほとほとどのひとがります。イタセンパラはあき二枚貝にまいがいなかたまごみますが、産卵管さんらんかん使つか二枚貝にまいがいたまご映像えいぞう参加者さんかしゃ大注目だいちゅうもくです。貴重きちょうなイタセンパラの生態せいたいることができました。

 はなし中盤ちゅうばんでは、くに天然てんねん記念物きねんぶつイタセンパラと生息せいそく淀川よどがわ自然しぜん再生さいせいをめざし環境かんきょう保全ほぜんっている「淀川よどがわ水系すいけいイタセンパラ保全ほぜん市民しみんネットワーク」の活動かつどう紹介しょうかいがありました。おも外来種がいらいしゅ駆除くじょやごみひろいなどを定例ていれい活動かつどうっているこのネットワークは、平成へいせい27ねん日本にほんみず大賞たいしょうにて環境かんきょう大臣だいじんしょう受賞じゅしょうされています。

 そのほかにも、淡水魚たんすいぎょ保全ほぜんシンポジウムでは秋篠宮あきしののみや殿下でんかにご臨席りんせきたまわるなど、淀川よどがわ環境かんきょう保全ほぜん活動かつどうまつわる貴重きちょうなおはなしに、参加者さんかしゃります。

 質問しつもんタイムでは、淀川よどがわ水系すいけい富山平野とやまへいや濃尾のうび平野へいやの3地域ちいき生息せいそくするイタセンパラのそれぞれの生息域せいそくいきがい保存ほぞん状況じょうきょうについての質問しつもんなど、参加者さんかしゃ方々かたがたから活発かっぱつがりました。

 講座こうざ記入きにゅういただいたアンケートから、「自然しぜん相手あいて地道じみち保護ほご活動かつどう継続けいぞくすることが必要ひつようであることがかりました」「実際じっさい活動かつどう紹介しょうかいされており、理解りかいができた」や「さら淀川よどがわあしはこんでみたい」といった感想かんそうもあり、今回こんかい講座こうざ魅力みりょくつたわり現地げんちあしはこぼうとする意欲いよくのきっかけとなったようです。

 また、「らなかったことをれ、どもへの環境かんきょう教育きょういく日々ひびらしのヒントにづけました」「どもとってみる」という、どもたちへの環境かんきょう教育きょういくつながる回答かいとうもみられました。

 さらに、「イタセンネットの活動かつどうかんしましても、HPなどチェックし、一般いっぱん参加さんかなど機会きかいをあたりたいとおもいます」「うご範囲はんいでごみひろなど参加さんかしていきたい」「活動かつどうにボランティア参加さんかしていこうとおもいました」のように、実際じっさい環境かんきょう保全ほぜん活動かつどう参加さんかしたいという意欲いよくかんじられました。

 次回じかいは9がつ5にち(土)講師こうし変更へんこうとなりまして摂南大学せつなんだいがく名誉教授めいよきょうじゅ 澤井さわい健二けんじさんに「淀川よどがわ特性とくせい治水ちすいわたしたちのらしをまも防災ぼうさい~」をテーマとして講義こうぎしていただききます。