<イベントレポート>おおさか市民環境大学(全3回) 第3回 地球沸騰化の時代に私たちができること

2024年2月25日(日)の午後、なにわECOスクエア1階研修室にて、おおさか市民環境大学(全3回)第3回を開催しました。

大阪府立環境農林水産総合研究所の花田眞理子氏から「地球沸騰化の時代に話私たちができること」についてのおはなしとおおさか市民環境大学の修了証授与などがありました。
このセミナーは、地球温暖化がわたしたちの生活や生き物に与えている影響について、気象・生物・環境の専門家から最新情報を受け取り、わたしたちができることについて考えることを目的としています。

最初に、なぜ地球環境問題が深刻化してしまったのかというお話がありました。
今。地球環境は、人間の活動によって、資源を大量に使い、廃棄物が増えるなど、容量の限界を突破してしまい、それが気候変動を引き起こす要因になっているという説明がありました。
次に、環境に対する世界の対応についての説明があり、具体的な国連の取り組みやSDGsの紹介がありました。参加者の皆さんは、真剣に耳を傾けながら聞いていました。

そして、気候変動に対する緩和策と適応策についてのお話があり、「ワンヘルス」という人と生態系と地球の環境は全て繋がっているという考え方があるという紹介がありました。
最後に私たちに何ができるかについての説明があり、その中にデコ活のお話がありました。
デコ活は、地球温暖化を止めるために、気軽にできる活動のことであり、私たちの日常でできることをすることが大事であるとして、講義は終了しました。

識字について気づくための、ゲームもしました。
3つのペットボトルを準備し、中に飲み物を入れて正しいものを当てるゲームです。
ただし、ペットボトルには見知らぬ国の文字が書かれていて、誰も読むことができません。
結果として、皆さん直感で当てるなど、楽しみながらゲームをしていました。
もし選んだ飲み物が、毒であっても、字が読めなければわかりません。必要な薬があっても、3つのうちどれなのか知ることもできません。
日本は識字率が高く、文字が読めることが当たり前のようになっていますが、世界には、識字率の低い国もたくさんあります。参加者の皆さんは、このゲームを通じて、字が読めることは、健康や命を守るうえで、とても重要なことだと、実感していました。

最後に、おおさか市民環境大学の全3回を終了された7名に環境局から修了書が授与されました。