★8月虫の日講座が8月15日(土)に行われました。

 8がつ15にち(土)は、むしでした。

 本日ほんじつのテーマは、「セミのがら」です。
 最初さいしょ自然しぜん体験たいけん観察かんさつえんにでかけ、セミの産卵さんらんあとのあるえださがしました。

 セミは、生木なまきではなくえだたまごみます。生木なまきだと、たまごむのにけたあな傷口きずぐちおもってふさいでしまい、たまごからかえった幼虫ようちゅうそとれなくなってしまうからです。
 やがて、幼虫ようちゅう地面じめんつちなかもぐっていきます。そして、何年なんねんものかん樹木じゅもくから樹液じゅえきって地中ちちゅうごします。

 クマゼミのがらをいっぱいつけました。さきいだからうえっかっていで、団子だんごのようになっています。

 セミはおおくの種類しゅるいがありますが、種類しゅるいによって地面じめんからてくるじゅんちがいます。そのじゅんしたがってごえこえてきます。
 6がつまつから8がつまつにかけて、クマゼミ→アブラゼミ→ミンミンゼミ→ニイニイゼミ→ツクツクボウシのじゅんてきます。

 大阪おおさか近辺きんぺんでみられるセミの種類しゅるいです。
クマゼミ:ジャワジャワシャーシャー(午前中ごぜんちゅうによくく)
アブラセミ:ジージー(午後ごごによくく)
ミンミンゼミ:ミーンミンミンミーン(早朝そうちょう夕方ゆうがたによくく)
ツクツクボウシ:ツクツクホオシツクツクホオシオーシツ(午後ごごによくく)
ヒグラシ:カナカナカナカナ(早朝そうちょう夕方ゆうがたによくく)
ニイニイゼミ:チーッツジーチー(あかるければ一日中いちにちじゅうよくく)

 あつめてきたセミのがら双眼そうがん実体じったい顕微鏡けんびきょう観察かんさつします。

 セミのは、単眼たんがん3つ(あかるさをかんじます)、複眼ふくがん2つ(ものます)です。

 オスとメスはおなかをると区別くべつできます。
 いているのはオスだけです。オスだけが、おなかにオレンジしょくはらべん(ふくべん)をっています。メスには産卵管さんらんかんがあります。下部かぶがあり針状はりじょうかんっています。

 次回じかいは、9がつ19にち(土)で、テーマは「甲虫かぶとむし仲間なかま」です。 甲虫かぶとむしには、カブトムシ、 クワガタムシ、カミキリムシ、ゲンゴロウ、ホタル、テントウムシがいます。