<イベントレポート>なにわの伝統野菜講座 秋期 第2回
令和5年10月28日(土)に「なにわの伝統野菜講座 秋期」の第2回を実施しました。
講師は、大阪市エコボランティアの小川咲恵さんです。
この講座は、「なにわの伝統野菜」を知しり、野菜づくり体験を通して、さまざまな生物や自然環境が私たちの暮に関わっていることを学ぶ3回連続講座です。
まず初に研修室で講師の小川さんから「ダイコン・カブラの害虫対策」のお話をしていただきました。
害虫には、アオムシ、ヨトウムシ、コナガ、カブラハバチなど色々な種類がいます。
一番身近でわかりやすいものといえば、白菜にあいている穴は、ダイコンサルハムシという害虫があけているとのことでした。
害虫の天敵を増やすことによって、農薬を使わずに農作物を害虫から守るのだそうです。
講義終了後、自然体験観察園の畑に移動しました。
畑に到着したら、今回は4班にわかれて、前回種まきをした「田辺大根(たなべだいこん)」「天王寺蕪(てんのうじかぶら)」「難波葱(なんばねぎ)」の成長を観察しました。
しっかりと葉が育っていました。
その後「碓井豌豆(うすいえんどう)」の種まきと「泉州黄玉ねぎ」の植え付け、「高山牛蒡(たかやまごぼう)」の収穫を行う予定でしたが、「泉州黄玉ねぎ」は苗の成長が芳しくないため、ソニックという早生の品種を植え付けました。
「泉州黄玉ねぎ」は、後日、スタッフで植え付ける予定です。
「碓井豌豆(うすいえんどう)」の種まきでは、印の所に穴を掘ってエンドウの種を5粒入れ、その周りにコンパニオンプランツとして、エンバクも5粒入れて土をかぶせました。
「玉ねぎ(ソニック)」の植え付けでは、穴に玉ねぎの苗を入れて植えました。
80本の植え付けだったので、みんな植えるのに一生懸命でした。
植えたあとにじょうろで子供たちが力を合わせて水まきをしました。
「高山牛蒡(たかやまごぼう)」の収穫では、1人ずつ順番にスコップを使い土をかき分け収穫しました。
とても立派な牛蒡で、みなさんとても頑張ってくれました。
牛蒡を手に持った子供たちの笑顔が溢れていました。
研修室に戻り、畑で捕まえてきた害虫「コガネムシの幼虫」「ヨトウムシ」「アオムシ」の説明があり、その後、畑の生態系について教えてもらいました。
畑には土壌動物や様々な生き物がいて、それぞれがお互いに関係していきています。
これを「生態系」と言います。
どの生き物も欠けてはだめだという事を教えてもらいました。
次回は12月23日(土)いよいよ最終回となる第3回講座です。
これまで色々と学んできたことのまとめの話をしていきます。
そして収穫もあります。
自分で育てた作物を収穫するのは楽しみですね。