★８月鳥の日講座が８月８日（土）に行われました。

　８月（がつ）８日（にち）（土）（ど）は、鳥（とり）の日（ひ）講座（こうざ）でした。新型（しんがた）コロナウィルスによりガイドは行（おこな）えませんが講座（こうざ）だけ実施（じっし）しました。参加者（さんかしゃ）は９名（めい）でした。
　講師（こうし）は、大阪市（おおさかし）エコボランティアの平野（ひらの）さん・深江（ふかえ）さん・林（はやし）さん・今西（いまにし）さんです。今回（こんかい）は、日本（にほん）の野鳥（やちょう）についての講義（こうぎ）です。

　はじめに、冬鳥（ふゆどり）（ふゆどり）・夏鳥（なつどり）（なつどり）・旅鳥（たびがらす）（たびどり）・留鳥（りゅうちょう）（りゅうちょう）・漂鳥（ひょうちょう）（ひょうちょう）について説明（せつめい）されました。

　冬鳥（ふゆどり）は、日本（にほん）より北（きた）で繁殖（はんしょく）し冬（ふゆ）になると日本（にほん）に来（き）て越冬（えっとう）する鳥（とり）です。カモの仲間（なかま）が多（おお）いです。
　夏鳥（なつどり）は、夏（なつ）に日本（にほん）で繁殖（はんしょく）し冬（ふゆ）になると暖（あたた）かい南（みなみ）の地方（ちほう）へ渡（わた）ります。代表的（だいひょうてき）な鳥（とり）としてツバメがあげられます。
　旅鳥（たびがらす）は、渡（わた）りの途中（とちゅう）の休憩（きゅうけい）地（ち）として日本（にほん）に寄（よ）る鳥（とり）です。シギ、チドリ等（など）は、オーストラリアから北（きた）アメリカ（あめりか）大陸（たいりく）に移動（いどう）する途中（とちゅう）に日本（にほん）に寄（よ）ります。
　留鳥（りゅうちょう）は、一年（ねん）中（ちゅう）、日本（にほん）の同（おな）じ地域（ちいき）に留（とど）まっている鳥（とり）です。メジロ等（など）がそうです。
　漂鳥（ひょうちょう）は、季節（きせつ）によって日本（にほん）の地域（ちいき）内（ない）で山（やま）の上（うえ）から麓（ふもと）とかに移動（いどう）する鳥（とり）です。ウグイスがそうです。

　後半（こうはん）は、クイズです。「鶏（にわとり）の足（あし）を描（えが）いてください。」正確（せいかく）さを競（きそ）います。今日（きょう）の参加者（さんかしゃ）は、みなさん高（だか）得点（とくてん）！80点（てん）から95点（てん）です。
　正解（せいかい）は、前（まえ）に3本（ほん）・後（うし）ろに1本（ほん）、あと蹴爪（けづめ）。ちなみに、同（おな）じ鶏（にわとり）でも烏骨鶏（うこっけい）（ウコッケイ）は、4本（ほん）でなく5本（ほん）あります。猛禽類（もうきんるい）のワシ・タカは、獲物（えもの）をつかみやすくするため、前（まえ）に2本（ほん）後（うし）ろに2本（ほん）あって獲物（えもの）を落（お）とさないようにしています。ツメは、その役割（やくわり）によって進化（しんか）するのです。

　次回（じかい）の鳥（とり）の日（ひ）講座（こうざ）は、９月（がつ）１２日（にち）（土）（ど）です。次回（じかい）からは、外（そと）での観察（かんさつ）ガイドを再開（さいかい）する予定（よてい）です。

　講義（こうぎ）のあと、少人数（しょうにんずう）で鳥（とり）の観察（かんさつ）に行（い）かれました。その様子（ようす）をお伝（つた）えします。

　鳥（とり）の砂浴（すなあ）びの跡（あと）です。スズメがよくしています。同（おな）じくぼみを使（つか）って別（べつ）の鳥（とり）が砂浴（すなあ）びをするので、少（すこ）しずつ穴（あな）が大（おお）きくなっていきます。
　砂浴（すなあ）び（すなあび）とは、動物（どうぶつ）が砂（すな）の中（なか）で転（ころ）げまわって皮膚（ひふ）や羽（はね）についている寄生虫（きせいちゅう）を落（お）とす行動（こうどう）のことです。

　カラスの羽（はね）がよく落（お）ちています。さすが講師（こうし）。どの部位（ぶい）の羽（はね）かほぼすべてあてられます。部位（ぶい）によって働（はたら）きが違（ちが）うので形（かたち）に違（ちが）いが見（み）られるそうです。

　コサギが獲物（えもの）を狙（ねら）っています。