【レポート】「生物多様性ってなあに?カマキリ博士と身近な昆虫を観察しよう!」

 令和のりかず2ねん11がつ21にちになにわECOスクエアと自然しぜん体験たいけん観察かんさつえんで「生物せいぶつ多様性たようせいってなあに?カマキリ博士はかせ身近みぢか昆虫こんちゅう観察かんさつしよう!」を実施じっししました。

 講師こうしは、カマキリ博士はかせこと渡部わたなべ こうさん(昆虫こんちゅう科学かがく研究けんきゅうセンターISRC)です。

 今回こんかいのテーマは「生物せいぶつ多様性たようせい」、地球ちきゅうじょう生物せいぶつなかでもっとも種類しゅるいおおいとわれる昆虫こんちゅう生物せいぶつ多様性たようせいまなぶにはピッタリの題材だいざいです。

 最初さいしょにカマキリ博士はかせから、カマキリをはじめ昆虫こんちゅう多様たようからだかたちいろ、そして不思議ふしぎ生態せいたいについて、クイズをまじえながらおはなしがありました。
 カマキリはどんなところにいるのか?なぜ緑色みどりいろをしているの?カマキリの天敵てんてきなに?など、「なぜ?」「どうして?」という視点してんをもって親子おやこかんがえました。

 カマキリ博士はかせから昆虫こんちゅう生態せいたい観察かんさつ方法ほうほうまなんだあと、自然しぜん体験たいけん観察かんさつえんかけて、カマキリ博士はかせ昆虫こんちゅう観察かんさつしました。

 昆虫こんちゅう観察かんさつするときにはまず昆虫こんちゅう気持きもちになってみることが大切たいせつです。自分じぶんがカマキリだったらどんな場所ばしょきかをかんがえながらさがします。

 草地くさちではクビキリギスやコバネイナゴ、シジミチョウのなかがよくられました。カマキリはえだにハラビロカマキリのたまごさやがみつかりましたが、残念ざんねんながら成虫せいちゅうのカマキリはつかりませんでした。

 んぼのまわりではオンブバッタの交尾こうびしている姿すがた観察かんさつできました。オンブバッタはおおきいのがメスで背中せなかっているちいさいのがオス。こうしてメスがオスをおんぶしている姿すがたはよくかけますが、おおくの場合ばあいはオスがメスをほかのオスにとられないように監視かんししているだけだそうです。しかし今回こんかいはしっかりとおしりをくっけて交尾こうびをしている状態じょうたいでした。カマキリ博士はかせいわく、これはなかなか貴重きちょうなシーンだそうです。
 ほかにもカメムシの仲間なかま集団しゅうだん越冬えっとうする姿すがたや、模様もよう擬態ぎたいしたガの仲間なかまなどもつかり、昆虫こんちゅうたちのきるためのじゅつ観察かんさつしました。

 なにわECOスクエアにもどってきて、られた昆虫こんちゅう図鑑ずかんなどでおさらいしました。カメムシの仲間なかまやハムシの仲間なかま、アブやバッタの仲間なかまなど、短時間たんじかんでしたが本当ほんとう多様たよう昆虫こんちゅう観察かんさつされ、生物せいぶつ多様性たようせいいのちのつながりについてまなぶことができました。

参加さんかしたこどもたちからは「たくさんのむしられてよかった」「むしのすごさ、不思議ふしぎさがわかった」「博士はかせのようにむし調しらべてみたいとおもった」、保護者ほごしゃからは「なぜ?とかんがえさせるように質問しつもんいただいたことかった」「はたけにわにいるむし観察かんさつしてみようとおもった」などの感想かんそうをいただきました。

 鶴見緑地つるみりょくちをはじめ大阪おおさか市内しないにもみどりゆたかな公園こうえんがたくさんあり、様々さまざまものらしています。また身近みぢか昆虫こんちゅう観察かんさつとおして大阪おおさか市内しない生物せいぶつ多様性たようせいかんじてみてくださいね。