イベントレポート
なにわのでんとうやさいをそだてよう!秋編 第2回
令和4年11月13日(日)に「なにわのでんとうやさいをそだてよう!秋編」の第2回目を実施しました。
この講座は、「なにわの伝統野菜」を知り、野菜づくり体験を通して、さまざまな生物や自然環境が私たちの暮らしに関わっていることを学ぶ3回連続講座の第2回目です。
本日の参加者は4家族11名(大人:5名、子ども:6名)でした。今回は天候に恵まれず土砂降りの雨の中での講座でしたが、参加してくださった皆さんと一緒に今回も楽しく学んでいきました。
講師は大阪市エコボランティアの小川 咲恵さんと、今回はもう一人お呼びしました。
「畑の生き物」について教えてくださる、同じく大阪市エコボランティアの白石 卓也さんです。
まずは映像を見ながら、前回どんなことをしたのか、参加者と一緒にふりかえってみました。
伝統野菜とはどんな野菜なのか、なぜスーパーで売られていないのかなどを、おさらいしました。
「なにわの伝統野菜は何種類あったかな?」
「前回はどんな野菜の種をまいたかな?」
「種の大きさはどれくらいだったかな?」など、先生から色々と質問が出されましたが、子ども達はしっかりと手を挙げて答えてくれました。
次に、今日の畑での作業について説明がありました。本来なら、前回種まきをした「田辺大根」と「天王寺蕪」の成長を観察しながら間引きをし、そのあとに「碓井豌豆の種まき」、最後に「難波葱」の苗を植える予定でした。しかし雨がきつかったため残念ながら間引きと植え付けは断念し、種まきだけを体験することにしました。
畑に出る前に、みんなで植えるはずだった難波葱の苗と碓井豌豆の種を見てもらいました。
種と苗を観察したあとは、しっかりとカッパを着込み、長靴を履いていよいよ畑へ向かいます!
畑に到着したら、まずは前回種まきをした田辺大根と天王寺蕪の成長を観察しました。
しっかりと葉っぱが育っていて、皆さん驚いていました。
←次は碓井豌豆の種まきです→
目印のところに穴を掘り、種を5粒入れ、コンパニオンプランツとしてエンバクも5粒入れて土をかぶせました。
畑での作業が終わったら研修室に戻り、次は生き物のお話です。
畑では生き物探しができませんでしたが、自然体験観察園の生き物たちを映像でたくさん紹介してもらいました。
■カメムシの仲間 ■甲虫の仲間 ■チョウとガの仲間
■トンボの仲間 ■バッタの仲間 ■カマキリの仲間
■その他の生き物
形や大きさ、種類の見分け方、虫が発する臭いなどを詳しく教えていただきました。
生き物クイズも、前に出てきて積極的に答えてくれました。
外で生き物探しができなかったため、事前に準備していた「オケラ」「カタツムリ」「カマキリの卵」等を観察しました。土の中に隠れているオケラを先生が見せてくれて、皆さん興味深そうでした。
虫好きな子ども達は、直接触ったり写真を撮ったりしていました。
最後に、小川先生から畑の生態系について教えていただきました。
畑には鳥や昆虫、ミミズなどの土壌動物、その他にもさまざまな生き物がいて、それぞれがお互いに関係して生きています。これを「生態系」といいます。
畑には虫の死がいや落ち葉があり、それをミミズやダンゴムシなどが分解し、土の養分となります。そのおかげて植物が育ちます。
どの生き物も欠けてはだめだということを教えてもらいました。
【参加者の声】
・虫に無駄なものはいないというお話しに、「なるほどなぁー」と思いました。
どうしても普段の生活の中では、虫=困ると考えてしまっていました。
・虫についての話がとても分かりやすかったです。楽しかった。
・生き物を大切に!
次回は令和5年1月15日(日)13時30分~です。いよいよ最終回となる第3回目は、これまで色々と学んできたことのまとめをしていきます。もちろん収穫もありますよ!
来年も元気に活動していきましょう。