なにわのでんとうやさいをそだてよう!秋編　第1回

　講師（こうし）は、大阪市（おおさかし）エコボランティアの小川（おがわ） 咲恵（さきえ）さんです。

　まず初（はじ）めに講師（こうし）の小川（おがわ）さんから、この３回（かい）連続（れんぞく）講座（こうざ）を通（とお）して、皆（みな）さんには『なにわの伝統（でんとう）野菜（やさい）のファンになってもらいたいです！』と、熱（あつ）いお言葉（ことば）からはじまりました。

　次（つぎ）に、「なにわの伝統（でんとう）野菜（やさい）」１９種類（しゅるい）のうち数（すう）種類（しゅるい）の伝統（でんとう）野菜（やさい）の紹介（しょうかい）と、その特徴（とくちょう）を説明（せつめい）してもらいました。

　全然（ぜんぜん）知（し）らない野菜（やさい）もありましたが、「天王寺（てんのうじ）蕪（かぶら）」や「難波（なんば）ネギ」など聞（き）いたことがある地名（ちめい）が出（で）てくると、みなさん少（すこ）し身近（みぢか）に感（かん）じてもらえたようでした。

　自然（しぜん）体験（たいけん）観察（かんさつ）園（えん）での栽培（さいばい）方法（ほうほう）についても学（まな）び、今回（こんかい）の畑（はたけ）での作業（さぎょう）説明（せつめい）を聞（き）いて、いよいよ畑（はたけ）に出発（しゅっぱつ）です！

　今回（こんかい）は「田辺（たなべ）大根（だいこん）」と「天王寺（てんのうじ）蕪（かぶら）」の種（たね）まきを行（おこな）います。畑（はたけ）では、４班（はん）に分（わ）かれて作業（さぎょう）をしました。

　畑（はたけ）での作業（さぎょう）が終（お）わり研修（けんしゅう）室（しつ）に戻（もど）ると、机（つくえ）の上（うえ）にカボチャがおいてあります！！

　このカボチャは、伝統（でんとう）野菜（やさい）講座（こうざ）・春（はる）編（へん）で育（そだ）て、実（みの）った「勝間（こつま）南瓜（なんきん）」です。
　実際（じっさい）に本物（ほんもの）を目（め）にしながら、どんな野菜（やさい）なのかの説明（せつめい）を聞（き）き、普段（ふだん）スーパーなどで見（み）るカボチャとの色（いろ）の違（ちが）いや、育（そだ）つ過程（かてい）を教（おし）えてもらいました。

　ここで参加者（さんかしゃ）から「なぜ、田辺（たなべ）大根（だいこん）や天王寺（てんのうじ）蕪（かぶら）の種（たね）と一緒（いっしょ）に、春菊（しゅんぎく）の種（たね）もまいたのですか？」と質問（しつもん）がありました。
　違（ちが）う野菜（やさい）を一緒（いっしょ）に栽培（さいばい）することによって虫（むし）の発生（はっせい）を抑（おさ）えたり、生長（せいちょう）が良（よ）くなったりします。相性（あいしょう）の良（よ）い野菜（やさい）同士（どうし）のこと）を「コンパニオンプランツ」と呼（よ）ぶと、教（おそ）わりました。