イベントレポート
生ごみから土づくり~いのちのめぐり~第1回目
令和4年7月30日(土)に「生ごみから土づくり~いのちのめぐり~」の第1回目を開催しました。
参加者は13名(うち、子どもは5名)でした。この講座は、家庭から出る食べ残しや野菜くずなどの生ごみから堆肥を作り、ごみの減量をしながら命の循環や微生物の働きなどを学ぶ講座です。
講師は、大阪市エコボランティアの
小川 咲恵さん(左)と石川 由紀子さん(右)です。
はじめは、講師の小川さんより命のめぐり(循環)について説明がありました。
皆さんのお家でたくさん出る食べ残しや生ごみを使って土を作り、その土で野菜や花などを育て、収穫できた野菜を食べる。これが食べ物の循環です。また、それがごみの減量にもなると教えてもらいました。
今回は、ダンボールコンポストとはどんなものなのか、なぜ生ごみが土になるのかを学び、実際にダンボールコンポストを作りました。
土の中には、目には見えない小さな微生物などの菌が住んでいます。
今回はこの微生物に親しみを持ってもらおうと、講座の中では「菌ちゃん」と呼びながら講座を続けていきました。
次に菌ちゃんが土の中でどのように過ごしているのか、紙芝居で分かりやすく教えてもらいました。
紙芝居の次は、いよいよダンボールコンポスト作りです。
今回の材料は、腐葉土・もみ殻くん炭・米ぬか・水・持参した生ごみです。これからこの材料を使って、ダンボールコンポスト「菌ちゃんの家作り」をしていきます。
腐葉土・もみ殻くん炭・米ぬかを入れてよく混ぜ、水を入れます。水の量は、土を手で握り広げたら二つに割れるくらいの硬さになるように調整します。
これで菌ちゃんのお家が完成です。
次に菌ちゃんのご飯となる生ごみを投入し、土となじませます。
生ごみは菌ちゃんが食べやすい(分解しやすい)ように、細かく切るのが良いと教えてもらいました。
ダンボール箱の中を住みやすい状態にし生ごみを入れると、菌ちゃんは生ごみをどんどん分解していき、どんどん仲間を増やしていきます。
今は目には見えない菌ちゃんですが、時間が経つと白色の糸状菌として見える場合もあります。カビではないので、取り除かないでくださいね。
自分達が作ったダンボールコンポストは自宅へ持ち帰り、今日から2週間、観察日記やチェックシートをつけながら毎日観察をしていきます。
2週間のあいだどんなものを入れて、ダンボールの中はどう変化したのか。どんな発見があったのか。また困ったことなどを、次回、自分のダンボールコンポストの近況を話し合います!
次は、8月20日(土)です。プランターで種まきとダンボールコポストの相談会を行います。