イベントレポート
石鹸から考えようSDGs(第1回)
2月2日(水曜日)に、鶴見区役所で「石鹸から考えようSDGs」講座の第1回を開催し、16名の方にご参加いただきました。
講師は、三宅恭子さん(畿央大学非常勤講師・野草コーディネーター)です。
講座共催者である鶴見区役所からのご挨拶の後、講座は始まりました。
最初に、講師より、本日作る石鹸の材料である、自然由来の粉石鹸(シャボン玉スノール粉石鹸)についての紹介がありました。
天然油脂や植物油脂を原料とした石鹸で、無添加にこだわった創業者のお話や、合成洗剤との違いについてお話されました。
今日つくる石けんは環境だけでなく肌にもやさしいので、洗濯や食器洗いはもちろんのこと、私達の体や髪など、安心して使えるとお話しがありました。しかし、体質には個人差がありますので、体への影響も人によって違いが出ます。
石鹸を作る前に、ボディソルトの作り方も学びました。材料はシンプルで、天然重曹と天然塩を1:1の割合で混ぜるだけです。
そして、いよいよ石鹸作りです。ビニール袋の中に、シャボン玉スノール粉石鹸と野草チンキを入れて混ぜ、手でよくこねます。粉石鹸がまとまってきたら、ラップの上に置いて、好きな形に整えます。
野草チンキとは、野草を洗って乾燥させた後、ホワイトリカーにつけて半年ほどねかせたものです。野草には、その種類によって、やけどや虫さされなど、さまざまな効能があります。
次に、もう一つ石鹸を作りました。今度は、野草チンキを使わず、代わりに砂糖水を入れて作りました。お好みで天然色素を数滴入れれば、カラフルな石鹸になります。
あとは、家で4、5日乾燥させれば完成です。
石鹸作りの後、大阪市エコボランティアの加藤元樹さんと加藤薫さんから、水の大切さについてのお話を紙芝居でしていただきました。
地球上で私達が利用できる水がどんどん減っていることや、水質汚染問題について触れ、私たちが普段の生活で流している排水で大切な水を汚さないよう考えてほしい、とお話しされました。
参加者のアンケートから、
・思ったより簡単に固形せっけんが作れることがわかりよかった。子どもたちと作れそうだと思いました。
・生活排水に気をつけます。勉強になりました。ありがとうございました。
・自分の生活の中に取り入れて、豊かな生活を送りたいと思いました。
・楽しく勉強できました。
などの感想が聞かれました。
次回、第2回講座は2月9日(水曜日)です。大根の葉やクレソンの葉を使って石鹸を作ります。